« 風評被害に立ち向かう① | トップページ | 現場の「演」を考える »

2011年11月17日 (木)

風評被害に立ち向かう②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日に引き続き、風評被害に立ち向かうを送る。

 昨日は、杉本青果店をお伝えした。

 本日は、スーパーの経営者 「福島 徹さん」。
 
  
  やはりここでもキーワードは「目利き」。

 創業当時は、安売りでお客様を呼び込んだりもしたが、
 いずれお客様は、さっと引いてしまう。

 ただ当然で買い上げたほうれん草で利益を得たりもし
 たが、生産者の信頼を失う。

  “俺はいったい、何のために仕事をしているのか?”

 そして掴んだ、信念。

  “人に喜ばれる仕事がしたい”

それから、自分で納得した商品でお客様に喜んでいたく
事を考えた。

 農産物から畜産物、そして海産物と、自ら経営するスー
 パーの品揃えを吟味していく。

そして、原発事故からの放射能問題。
ここでも、風評被害からは逃れられない。

自ら開発し育てた、福島県会津の米。

 ここで、経営者として、風評被害を被る産地の米を扱う
 べきか?。

経営者としての覚悟が問われる時。

 部下の慎重な態度に対して、彼の下した結論が
 私の胸を打った。

 
 「小売の仕事の要は、良いものはいい、と言い切る事。
 それをお客様に正直に伝える事。そしてお客様にご理
 解していただく事。それが我々の信頼であり、それを
 いい加減にしていたら、我々は社会から抹殺されてし
 まうんです。だから我々は生死をかけて、それをきちん
 とやる事なんですよ。」

そして、売ると決めたら、徹底して売る。

 徹底して売る、とは、大量に強引に売ると言う事では
 無い。

 徹底して安全性を知らせて、そして小売業者として自
 信を持って売る、と言う事だ。

店内での安全性の証明や生産者の顔などの掲示は当
然としても、敢えてお客様に放射能に対するアンケート
を取りながら、自ら店頭に立って、自分の全てを賭けて
お客様に信頼を伝える事だ。

その想いは、当然の事だが、お客様の心に届くものだ。

 福島産の米を買った男性客が言っていた。

  「このお店だから、信頼して買ったんです。」

 信頼とは、企業の大小では無い。
 それは、普段から如何に地域に貢献しているかという
 お客様の尺度だ。

 そのお店のお客様の尺度。
 そう言う意味で、福島さんのお店は、地域のお客様から
 絶対的な信頼を得ていたと言える。

 そしてそれは、地域貢献の裏返しの姿でもある。

彼のお店のホームページには、11月の行事予定が載っ
ていた。

 そこには、いろいろな教室が載っていた。

 「ワイン講座」「チーズ講座」「魚のさばき方講座」
 そして、「ボージョレーパーティ」等のイベントまで。

 わずか4店舖のチェーンストアが行える行事では無い。
 それが、この企業の強さなのだろう。


|

« 風評被害に立ち向かう① | トップページ | 現場の「演」を考える »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 風評被害に立ち向かう②:

« 風評被害に立ち向かう① | トップページ | 現場の「演」を考える »