ある日のお客様との会話
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
毎朝の顔見知りのご夫婦で来られるお客様との会話。
「おはようございます。お久しぶりですね。」
「いや、我々は毎日買物に来ているんだよ。」
「あっ、そうだったんですか。私が店にいないだけなんで
すね?。」
「そうだよ、だから女房と心配していたんだよ。店長さ
が病気にでもなって、長期休養しているんじゃないかっ
て。」
「いえいえ、至って元気でした。ご心配おかけしました。」
「なかなか店長さんにお目にかかれないんだから、こん
どはあれだね。店長さんと顔を会わして、『店長』って
声をかけられたら、割引にするとかのサービスでもした
ら、みんな喜ぶんじゃないの~。」
「なるほど、それは良いですね。先着10名様限定、店長
と挨拶されたお客様に、たまごプレゼント!。」
「そうだよ、そうしたら、我々は我先に店長さんを探しに
開店から来るよ。」
「そうですね。私は如何に見つからないように店内を縫っ
て歩きますよ。」
「そうだな、ガッハッハァ~!。」
この旦那さん、以前お見かけした時に、別の女性のお客
様と男性のお客様が店内でトラブルになりかけた時に、
お詫びする女性のお客様について、「謝っているんだから
いい加減許してやりなよ!。」と男性客を一喝したのを見
た私は、この旦那さんに「男」を感じた。
別に、あっちの世界に興味は無いが、男心を感じさせる
旦那さんと奥様とのいつもの買物に、私はシビれるので
ある。
更に、いつも毎朝買物にくる女性のお客様。
「今日は、いい魚が入っていたから選んでいたら、良い
『いとより』を見つけたから買ったわよ。」
「ほぉ~、いとよりですか。そうやって食べるのですか
?。煮付けるんですか?。」
「私はいつも焼くのよ。塩焼きが美味しいのよ。」
「そぉ~ですか、焼くんですか。美味しそうですね。」
「美味しいわよ。それでね、2匹置いてあったから、知り合
いのお客さんにも勧めたら、その人も買っていってくれた
わ。」
「えぇっ、私の代わりに営業していただいたんですか。
それは助かります。本当にありがとうございます。」
そして、翌日。
「昨日勧めた『いとより』のお客様と会ったら、美味しかっ
たって言っていたわよ。」
「そうですか、良かった。ありがとうございました。」
「あら、今日は『サンふじ』が入っているわね。蜜入りか
しら?。」
「ここに見本もありますが、この『サンふじ』は、どれも
しっかり蜜が入って美味しいですよ。」
「そう、じゃぁ~3っつ選んでくださいな。美味しそうなとこ
ろを。」
「分かりました。じゃぁ~、私が買いたいと思うりんごを
選んでおきます。」
お客様がアイデアを出し、お客様がお客様に営業してもら
える間柄。
大切にしていきたい、お客様との関係である。
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