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2011年10月 1日 (土)

一周忌

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている、「てっちゃん」です。


先日、母の一周忌があった。

 早いもので、もう一年だ。

 不思議なことであるが、私が帰省すると決まって、救われ
 る事が多い。

まず、天候は決まって穏やかに晴れ渡る。
他地域がどんな天候だろうが、その地は穏やかだ。

また、以前に四十九日法要の時は、急ぐあまりスピードを
出し過ぎてしまったが、地元の方に大目に見てもらう事が
出来たりもした。

私の家の菩提寺の供養の際には、和尚がお経をあげる際
に、その家や人の生前の面影や地域での役割を皆の前で
話をしてからお経を読むのが習わしなのだ。

父の時も、父が営んでいた鮮魚商での地域での役割や
それを継いだ母の役割、地域での繋がりなどを語り、生前
を思い起こさせる雰囲気造りをしてくれるのが嬉しい。

今回の一周忌では、母の思い出話の中に、葬儀での私の
挨拶の言葉を引用していた。

 私の挨拶の言葉。

父が亡くなってから、母が鮮魚商を継いだ。
継いだと言っても、夫婦二人で営んでいた家業だから、せ
いぜい一日数万円の商売なのだが、それでも母に出来る
範囲で家業を継ぐことにした。

母も一人で家業を継ぐことになると、どうしても、何を売っ
たらお客さんが喜んでくれるのか不慣れだったため、私に
いろいろと聞いてきた時があった。

母に何が一番売れるのかを聞いたら、「すじこ」が売れ
ると言う事だった為、「だったら、一番美味しいすじこを売っ
たらお客様はよろこぶぞ。」とアドバイスした。

 地域のスーパーがなかなか品揃え出来ない
 美味しいすじこ。

これが、すこぶる人気が高まり、固定客がついて一日でも
安定して高い売上を誇るようになってしまった。

それに付随して、いろいろと手を加えて工夫をしながら日
々商売をしていたのだろう。
包丁を使えるわけではないから、刺身や切り身も出来合
の商品で間に合わせていたのだから、品揃えは相当に
父の時代からは落ちていたハズなのだが。

父の時代は、父が自ら青色申告をして税金を納めていた
が、母の時代になり、私が青色申告を申請するようになっ
た。

 翌年の青色申告をした際に、驚く事がおこっていた。

なんと、父が商売をしていた頃よりも、利益が出ている
のだ。

何度計算しても、同じ結果だった。
おそらく、地域一番の美味しいすじこが評判を呼び、その
単品だけで相当金額を売り込んでいたと思われる。
更に、ほかの品揃えを絞り込んだおかげで、余計なロス
が無くなり利益創出が計られたのだろう。

そんな事を、喪主挨拶でしたのだが、和尚はその事を覚
えていてくれて、今回の一周忌にそれを引用して話して
くれた。

 意外に商売上手だった母。

そんな血を絶やさずに、受け継ぎたいものだ。


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