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2011年10月14日 (金)

売場造りとは

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


久しぶりに、自分で陳列していて、

 “良い売場だなぁ~”

 と思えた。

但し、見る人によっては、

 “なんだ、飾りの売場じゃねぇ~か”

そう捉えられるような売場でもあった。

 “格好つけすぎの売場かなぁ~”

3連休の土日月にぶつけた、部門合同の海鮮鍋売場。

 部門合同と言っても、鮮魚とデイリーのうどんだけ。
 その他は、私が今年売り込みたい鍋つゆでもある、
 キッコーマンから出された鍋つゆだ。

この3連休は、鮮魚では「まぐろの日」「魚(とと)の日」
「鯛の日」等、鮮魚関連の謂われの日が重なる。
だから、「鮮魚に力を入れてみるか」と思い立った。

そんな事でいろいろ考えたが、朝晩の冷えも増してきた
昨今であるため、海鮮鍋特集でも組んでみるかと思い、
デイリー平台を部門合同の展開場所に指定して計画し
たのだ。

 コンセプトは、「美味しく食べたい海鮮鍋」

鮮魚の鍋コーナーを覗くと、意外にアイテムが貧弱で、
取ってつけたようなありきたりのアイテムしか並ばない
のが現状だ。

しかし、実際のご当地鍋の具材は生魚が豊富で、鮭、
鱈を初め、活貝やらカニ類やらが豊富に入る。
実際に、そのような商材も鮮魚部門の扱いだが、コー
ナーが違う為、丸魚コーナーや切身コーナー、更には
活貝コーナー等で分割されて販売されている。

それらを横割りにして、「鍋」というコーナーにくくらなけ
れば、それら鍋材ひとつひとつが主役として浮き立って
こない。

そんな思いを鮮魚チーフへ話し、デイリーチーフ、副店
長と共有し、更に商品手配として本部バイヤーへの伝
えておけば市場買い付け商材も送ってもらえる。
更に、経験豊かなトレーナーにも相談したら、援助に入
ってくれるというのでお願いした。

店長主幹で、チーフの全般的な発注、計画と、バイヤー
の市場買い付け、更にトレーナーの更に突っ込んだ商
品化、そして私の陳列。

 いろいろな力が注ぎ込まれて出来上がった売場だっ
 た。

そのような売場には、お客様も心惹かれるのだろうか。
前述の通り、格好はいいが見せもの売場には違いない
のだが、そこからの買い回りもいろいろと発生していた。

更に、その売場でイメージを高めたお客様が、本来の
元売場で食材を求められる購買行動を引き起こしたよ
うであり、鮮魚部門全体の売上が非常に好調に推移し
たのである。

 企画コーナー。

定番では無いこのコーナーの使い方、活用の仕方は
多岐にわたる。

実質的な売上や効率を求める目的も大切だが、今回の
ように、

 今日の食卓 = 海鮮鍋 = 楽しいひと時

こんな構図をイメージしていただき、そこからのお客様の
イメージから、より具体的な食材を定番で求めていく購買
行動に移ったのならば、それも大きな企画コーナーの効
果だと考えられる。

簡単なメニューならば、単品量販の直球勝負で決着がつ
くのだが、鍋物のように、いろいろなメニューや食材が豊
富に広がるのであれば、そのコーナーでのイメージ化が
その後の定番での購買行動を大きく左右させる要素が高
いと言える。

常に効率を求めれば、結局は単品の価格でしか評価され
ないお店に落ちていく。

結局我々は、単品の積み重ねから、ワンストップショッピン
グをより楽しく創造的に買物をして頂き、結果として豊な食
卓という情報を販売しているのだという視点に立たなけれ
ば、我々の未来は無いのだという認識を持たなければなら
ないのだろう。

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