お客様のサイン
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近、確信を得た事がある。
毎朝の青果の鮮度チェックをしていても良く見かける。
更に、昼間の手直し等をしていても、良く見かける光景が
ある。
痛みのある果実類が、お客様から分かりやすく陳列され
ている状態。
毎朝の鮮度チェック時には、そのような商品を撤去してバ
ックヤードに下げるのだが、モレやその後の鮮度劣化もあ
りえる。
その後の我々の注意も大切なことだが、これは、お客様が
他のお客様へのメッセージではないのだろうか?。
“この商品は痛んでいますよ”
“他のお客様、買わないでくださいね”
“お店の方は、こんな商品は撤去してくださいね”
これは、お客様同士のサインなのではないか。
そう思い始めている。
お客様が買物をしている途中で、鮮度チェックをし、鮮度
劣化品を見つけたら、他のお客様にもはっきりとわかるよ
うに表示し、注意を促す。
そう思うと、納得する部分がたくさんある。
普通なら、自分で陳列された商品を取り払い、下の商品を
購入した場合は、常識的には再度残りの商品を元に戻し
て綺麗に積上げてくれる。
しかし、鮮度劣化した商品は、そのような戻され方はされ
ず、明らかに鮮度劣化部分が表面を向いて、更に斜めに
おかれたり、横を向いたり、明らかに他のお客様も見過ご
せない状態で放置されている。
“なるほど”
そうだったのか。それはこちらのミスだった。
そのような陳列商品ほど、イの一番に注意して検品し、鮮
度チェックをしなければならないのだ。
鮮度とは時系列的に劣化していくもの。
朝のチェックが全てでは無い。
開店後もどんどん鮮度は劣化していく。
語弊があるかもしれないが、お客様の協力?も得て、常に
目線を向けて注意していきたいと思う。
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コメント
ふるたさんへ。
お客様にそうさせてしまう事こそ問題なんですから。
その水面下では、どんな風評が流れているのか。
“鮮度管理に問題あり”
絶対に許されない批判ですので、店舗責任者としての店長の最大のお客様対策だと思います。
投稿: てっちゃん | 2011年9月14日 (水) 16時39分
やっぱり、お客様に気づかさせていただくことが、多いですね。
けど、それもきちんと売り場をみているからこそですね、
やっぱ、てっちゃんは、すごい店長さんだな
投稿: ふるた | 2011年9月14日 (水) 09時46分
トラマさん、コメントありがとうございます。
お客様も責任の所在を理解していらっしゃるのでしょうね。
これは、メーカーさんの問題。
これは、スーパーさんの問題。
そして、電話は顔が見えず、スーパーでは顔がバレてしまう。
だから、お店で見つけた不良品は静かに他のお客様に分かるサインを残して去っていく。
そのサインを重く受け止める事が我々の責任だと感じています。
投稿: てっちゃん | 2011年9月12日 (月) 22時46分
お店に言わずに直接メーカーへ問い合わせ
してくるお客さんもいらっしゃいますね。
もっともウチの場合は商品にフリーダイヤルなどを掲載しているから
聞いてくるんでしょうけど。
通常の生鮮品はなかなか難しいでしょうかね
投稿: トラマ | 2011年9月12日 (月) 08時50分
てつろうさん、コメントありがとうございます。
店内には、販売してはならない商品が青果に限らず出ますからね。
鮮度劣化、日付オーバー、商品破損等。
また最近では、テレビ報道もされた、他社の悪質な異物混入等も考えられます。
まずは自衛から。そしてお客様との信頼関係造りからですね。
投稿: てっちゃん | 2011年9月10日 (土) 10時46分
お客様は痛んだ商品を見つけても店員にはなかなか言えないでしょう。それを言う事によって「クレーマー」扱いにされますからね。それなら痛んだ商品を別の場所に置いてそれを店員が見つけてもらう事で顔も名前もわからないですみます。また最近はその痛んだ商品をわざと購入して粗品をいただこうとしている悪い人もいます。最後に青果に限らず部門全員の意識や知識を統一していかないと痛み商品や賞味期限切れ商品が減っていきませんね。
投稿: てつろう | 2011年9月10日 (土) 08時32分