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2011年9月 5日 (月)

葛飾エリアMR②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をいている「てっちゃん」です。


先週に引き続き、葛飾エリアのMRを報告。

 このエリアは、以前MR報告した「上井草エリア」と比較す
 れば、駐車場の設置状況は良い。

 同じ都内でも、その立地環境は大きく異なるのだろう。
 更に、店舗規模も焼く300坪~500坪が主体である。
 これで周辺人口が一万人を有すれば、十分な収益を確
 保出来る採算が取れるのであろうと思われる。

  それと店舗レベル。

 それ相応のレベルを有しないと、1K周辺のお客様の取り
 込みが不可能となり、一気に不採算店舗に陥り、土地代
 等から撤退せざるを得ない環境が目の前に迫っているの
 だろう。
 だから、どの店舗も穴が少ない。
 そして、それだけの集客があり、商品が回転している。
 我々北関東に人間にとってみれば、ある意味羨ましい事
 ではあるが、それだけの競争も裏側には存在している。

 そして、本日のMR報告も、そんな厚い商圏を背景に店舗
 展開するお店をMRした。

まずは、「M社」。

 関東周辺を中心にリージョナル展開する「M社」。
 スタンダードレベルは高く、その商品政策は安定している。

 生鮮部門の基本レベルとグロサリーの品揃えの安定。
 規模を武器にした仕入力とそれによる価格政策。

 生鮮の価格、野菜の価格に関しては、このタイプのSMの
 中でも安さを目指している部類の商品政策を取っている。
 しかし、鮮度品質、品揃えも十分に考慮した展開でいざと
 言うときの御馳走商材にも不便はきたさない。

 特に、鮮魚、精肉の調理技術はどのお店も安定している
 と思える。
 それが、この都内で支持されている所以なのだろう。

次に、「S社」。

 今回初めてMRする企業。
 店舗規模から想像する以上に、オリジナルなレイアウトと
 商品政策が面白い。

 以外に品揃えはアッパーな部類だろう。
 フルーツ類も高級感を出して販売している商品も多い。

 店内の内装はそんなに高級感を出してはいないが、商品
 面での意図は伝わってくる。

 客層も日中の高齢者が安心して買い物できるとう雰囲気
 にある。
 しかし、店頭販売も実施しており、狭い店内だけでなく店頭
 をりようした青果物の売上拡大も図ろうとする意図もある。

 更に、レジの開閉コントロールも瞬間的に臨機応変に実行
 されており、その分野でもマネジメントレベルの高さがわか
 る。

最後は、「IY社」。

 綾瀬駅前の店舗。
 駐車場への入り方の不便さは、駅前立地の宿命なのだろ
 う。
 昔ながらの立体駐車場で、一台入れるのに待ち時間を有
 するほどの不便さは、如何ともしがたい。
 
 店内は、それでも生鮮部門の陳列や細部の品揃えは工夫
 が見られ、細かい手法を取り入れた展開方法が目につく。

  “数年前に比べれば、雲泥の差”

 そう思えるほど、商品展開方法は変わった。
 グループ力が、ようやく、大小を問わずに共有されるように
 なってきたと言う事か。

 しかし、このような規模の駅前立地店舗は、今後どのような
 MRプランを打ちたてて回復していくのだろうか。

 立地のハンデ。販売力のハンデ。更にはマネジメントでの
 ハンデと、改善すべき項目は多岐にわたると思われる。


PS
 葛飾エリア②のMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/katusikamrni/
 


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