柏エリアMR②
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先週に引き続き、柏エリアのMR。
今週は、比較的住宅街に立地している中小型店舗のMR
を行った。
まずは、「M社」。
周辺にもディスカウント系の食品スーパーは多い。
そしてこの企業の足利での商売は、地域をリードするデ
ィスカウントとしての役割を担っている。
この店舗も、コストを省いて価格に特化しようとする意図
は伝わってくる。
しかし結局は、価格に見合った品質に留まっている。
それ相応の品質の商品を、それ相応の価格で販売して
るに過ぎない。
企業努力は店舗努力の結果、この品質がこの価格で販
売しておりますという、画期的な品揃えや価格には至って
いない。
そう言う意味では、足利での店舗戦略の成功事例的な
売場運営や価格戦略、品揃え戦略があの店舗のみに
留まっているのがもったいないような気もする。
次に、「S社」。
水戸本拠のリージョナルスーパーのディスカウントタイプ。
しかし、この店舗の青果の価格は、決して安くは無い。
この程度の価格であれば、そこら中のスーパーが実現
している程度の価格だ。
明らかに、「この品質にして、この価格。」
これでディスカウントタイプのお店と呼べるのか。
当然、集客力も無い。
このスタイルに切り替えたのだから、地域の価格には
敏感でなければならない。
このエリアで一番の価格を打ちだす企業を常にマーク
し、負けない(勝たなければならないのだが)価格を常
時貫かねばならない。
そんな、ディスカウントとしてのプライドは無いのか?。
この地域であれば、先週の「I社」の価格である。
この価格をマークし続けなければ、この企業の明日は
無いだろう。
そう言う存在価値を自問自答する姿勢が足りないので
はないか。
更に、「Y社」。
先週も登場した企業であるが、この店舗は別店舗。
この企業の強みや、店舗別の強弱の個店差が大きい
事である。
そして、この店舗は店舗規模も大きいほうであり、そ
の意味からも強い店舗の部類に入るだろう。
店舗レイアウトの良さもあるが、特に「鮮魚」「精肉」
は強い。
店舗としての売上高の強みもあるが、商品陳列にボリ
ュームがあり、鮮度も良い。精肉も焼肉商材の品揃え
の豊富さが抜群であり、価格と品質のバランスが取れ
高級志向だけでなく、万人が安心して購入できる幅の
広さを感じさせる。
更に、根底に流れる泥臭さ。
鮮魚の展開などには、いい意味での泥臭さと演出が
混じりあい、購買意欲を注がれる売場造りが印象に
残った。
そして、「K社」。
店内に流れる、クラシック。
ちょうど私が来店したときは、四季の「春」が流れてい
た。
わずか200坪程度。
品揃えも絞り込まざるを得ない。
そして、その絞り方に差別化が図られている。
そのギャップが、周辺スーパーと少し隔たりがあり、
普段の買物との存在からは離れているのも事実。
よって、二週間に一度の購買には面白い存在だが、
日々の買い回りには、一般の消費者の方には無理
があると思われる。
しかし、この立地で収益が出るのであれば、将来的
にはこの店舗のような品揃えを持つコンセプトのお
店が生き残っていくのかも知れない。
入口を入ってすぐの「ベーカーリー」の甘い香り。
そして、職人と思われる人たちの売場運営。
いつものお客様を迎えるこうした従業員がいつもの
笑顔と商品知識で迎えてくれたら、毎日通ってもいい
かな、とも思ってしまった。
最後は、「T社」。
東武線の駅前に立地する。
以外に集客力がある店舗だ。
店内は軽衣料も有しており、以外に便利なお店なの
かも知れない。
更に、鮮度や品質には安心して買い物が出来るレベ
ルのマネジメントレベルを感じさせてくれる。
“あぁ~、地域のお客様の支持が高いんだなぁ~”
鮮魚部門は、柏エリアに強い鮮魚専門店も入り、以外
に活気のある売場を作っている。
またグループとしてのプライベートブランドを持つのも
、意外な強みなのかも知れない。
PS
柏エリアMR②の写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kasiwamrni/
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