ひたちなかエリアMR
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をいている「てっちゃん」です。
ある理由から、水戸方面へのアクセス回数が増えた為、水
戸以北のMR回数が増えてきた。
そこで、ちょっと水戸北部の店舗をMRしてみた。
まずは、「M社」。
いわきに本拠を置く企業。
数年前から南下政策をとり、確実に集客力を高めている。
この店舗も数年前に出店したと思われるが、この周辺には
後述の「K社」、そして「K社」と同じ系列の「J社」が存在し、
その距離はたかだか1K程度」。
そんな中でもこの店舗の集客力は群を抜いている。
なぜか?。
圧倒的なボリュームと鮮度、品質、味、品揃えが生鮮で群
を抜いているからだ。
まずは、青果が強い。
果実の品質は、この地域のレベルが高いのだが、その中で
も頭一つリードしている。
高単価の桃、梨、ぶどうが惜しげも無く大陳されている。
“価格だけでは、無いですよ!”
果実の売場一つ取っても、堂々とそんな宣言をしているよう
な品揃えが目立つ。
その他、鮮魚、精肉とも的を得た品揃えと鮮度を強調し、普
段の買物ではどころよりも満足のいく売場造りが集客要因。
かといって、価格が高い訳では無く、競合売価に合わせて
ポイントの高い商品の鮮度価格は負けてはいない。
そこのところの店舗運営能力と競合対策能力が抜群に高
い。
次に、「K社」。
決して悪いお店では無い。
むしろ、競合が無ければ地域一番店だろう。
しかし、前述の「M社」のおかげで2番店に甘んじている。
生鮮のレベル、店舗全体のレベルも高く、かっては売れて
いた店舗だという印象を受ける。
本当にベーシックな店舗レイアウトであるが、青果の売場
維持や品揃え、鮮魚のお造りのレベル、惣菜の品揃え等
不満の無い売場である。
特に、青果の女性社員などはキビキビした態度で品出しを
しており、見ていて気持ちが良いぐらいだった。
ただ、隣の「M社」の出現によって、多くのお客様が隣へシ
フトしてしまったのだろう。
以外にお客様の少なさが気になった。
更に、「K社」。
最近力を付け、量販力を付けてきた企業。
もともとこちらの地場スーパーであるが、数店舗の出店を
重ねて、トータルな販売力を付けてきている。
どこよりも早く、9月1日の防災の日の提案をしているとこ
ろなどは、店長のリーダーシップが伺える。
但し、この店舗のハードな部分が、従来からの成長過程
では使いこなせていない部分も多い。
同社にとって、この規模は初めてなのだろう。
売場の間延び感が多い。
特に、鮮魚にその傾向が見受けられた。
単品はそれなりにしっかり商品がでているのだが、縦割や
陳列技術が、この広いはハードを有効に使いこなせていな
い。
まだまだ、伸びしろは多いと言う事でもある。
最後は、「Y社」。
“かっての勢いが、無くなったかな?”
そんな印象。
オープン当初やその後間もなくの間、この店舗は紛れも無
く最強だった。
店舗規模、この敷地内のテナント群、そしてこの店舗の集
客力と売場展開。
いずれも最強の売場で攻めていた。
前出の「M社」の出店もあるのだろうか。
それにしては、ここまでの距離は遠い。
特にお店の顔の青果は、売場変更もあったのうだろうが、
二つの島が完成されていない。
午前11時30分の世界である。
“これじゃぁ、厳しいかぁ~”
PS
ひたち那珂エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/hitatinakamr/
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