ブレないリーダーシップ
皆さん、こんにちは。 |
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。 |
リーダーとして、ブレない事は、理想の一つである。 |
リーダーと言っても、社長以外は全てが中間管理職になるわけだから、トップか |
らの方針や指示がブレなければ、その下の中間管理者もブレないと思いがちだ |
が、現実はそうではない。 |
スーパーの店長も、売上至上主義から利益至上主義、ロス削減至上主義と部 |
下への指示もコロコロ変わる場面も多いと思う。 |
このような方針は、トップの段階では意外に変わっていないのだが、途中途中の |
段階から、より鮮明に指示の内容が確定され、最終の現場には先日までの指示 |
から180度変わってしまうような「ブレブレ」の指示になって登場してくる。 |
そこに輪をかけて、現場の店長が更に「ブレた」方針と対策を指示したなら、担 |
当社は裏切られ感を抱き、それが重なると、初期動作がどんどん鈍ってくる。 |
最終的には、笛吹けど踊らず、誰も本気で行動しなくなりトップと乖離してくる。 |
だから、私は、極力今までの理念や方針、考え方は変えないで話しをするように |
している。 |
それでも、部下からすれば「ブレた」内容で伝わっているのかも知れない。 |
自分で、“ブレているな”と感じたならば、それはもう完全に部下はお見通しだ。 |
ある程度経験を積み、店舗運営を任されて期間を経れば見えてくるものがある。 |
それは、店舗運営の「原理原則」。 |
何を失えばお客様が離れ、何を身につければお客様から支持を得るのか。 |
長期的に身につけていくべきもの、短期で行動すべき事。 |
それさえ見えてくれば、現場でブレる事は無い。 |
短期でスピードを以って行動し結果を出す部分に関しては、ある程度「ブレ」ても |
仕方が無いと思っている。 |
それは状況に応じて、変化に応じて具体策は変化していくもの。 |
大切なのは、長期的に身に付け、原理原則を外さず成長進化していく部分の |
根幹を成すところが「ブレ」てしまったら、後には戻れないと言う事だ。 |
それは、経営理念であり、経営方針であり、店舗で言えば店長の運営方針か |
ら連なる部門ごとの役割であり、優先順位であり、具体的対応策でもある。 |
そして、一度決めて方針を下したら、結果が出るまでやり抜く姿勢。 |
それを、部下に対してだけ貫こうとするから、ブレて捉えられるのだ。 |
その方針は部下だけでなく、自分の周辺の人々にまで影響させ、店舗がその |
方針を実現できるように働き掛け、全社的な動きを作り、その方針が全ての方 |
面から店舗に降り注いで来るように働き掛ける事が大切だ。 |
結果として、店長一人の考えを飛び越え、周りの力を得ながら方針を部下に |
伝える事が出来、販促や商品も含めて同じ方向性を向く事が出来る。 |
その結果として、店長の方針がブレる事無く、店舗や部下に伝わる事になる。 |
ブレないリーダーシップ。 |
結果として、一致団結した店舗運営と売場の状態が実現され、それは必ずお客 |
様の心をつかみ、集客力が高まり、結果としての客数拡大、点数拡大、売上拡 |
大から利益の拡大への連なっていくのである。 |
その為には、自らの立ち位置と心構えを変える必要がある。 |
何物にも動じない心と行動力、そして、自分を信じる心の強さ。 |
そんな存在としての店長を目指したいものだ。 |
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