最終章
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をいている「てっちゃん」です。
「もうこれで見納めだから、見に行こうよ。」
そう、女房に言われて見に行った。
「ハリー・ポッター(死の秘宝パート2)」。
息子が小学校低学年の時に、ハリーポッターシリーズが
始まったのだから、かれこれ10年か。
ハリー・ポッターは、賢者の石から始まったのだと思う。
当初は、新作が出る毎に映画館に足を運び見ていたが、
賢者の石と秘密の部屋あたりまでは、興味を持って見て
いたが、それ以降はどうしても興味が湧かなかった。
そして、ここ数シリーズは、レンタルでも見ていない。
そこに来て、久しぶりの映画である。
過去には、映画館まで足を運んでも、途中の睡魔に襲わ
れ、たっぷりと睡眠を取り、途中のあらすじが分からず、
そのうちにレンタルビデオも興味が無くなってしまったとい
うプロセスだ。
“そうかぁ~、もう、もう見納めなんだ”
“最後ぐらいは、しっかり見ておくか”
そんな軽い乗りで、映画館に足を運んだ。
最近では、シニアサービスなるものがあって、夫婦どちら
かが50歳に達していれば、二人で1000円のサービスも
あり、結構割安で見られるようになっている。
最近の映画はデジタルであり、その映像、音響とも抜群
の臨場感で迫ってくる。
映画館に足を運ぶ最大の理由は、その臨場感だ。
それは、やはり自宅の映像では絶対に得られない迫力
を持つ。
そして、その物語を体で解像することで、深い印象に刻ま
るのだ。
そして、今回の最終章。
私は、前後のストーリーが理解出来ない為、今回の内容
も前後の結びつきが分からず、結果的には女房達程の
感動は得られなかった。
女房達は、今回のストーリーは息をも吐かせぬ内容で
見応え充分だったと言う。
しかし、私には最後のシーン(本当の最後では無いが)
が目に焼き付いた。
その杖を手にしたハリーが、ロンから言われた言葉、
「それを手にすれば、最強になれる杖」
それを聞いたハリーは、いとも簡単に、その杖を半分に
折ってしまった。
そして、19年後のハッピーエンディングに向かうのだが、
世界最強の杖を折る行為こそが、約10年続いたハリー・
ポッターシリーズの凝縮されたメッセージだったのではな
いかと思った。
「世界最強の一人などいらない。」
「一人一人が、成長して協調のとれた世界を目指す」。
この事こそが、10年ハリー・ポッターシリーズの
我々に残した最後のメッセージだと感じたのである。
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