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2011年8月 9日 (火)

専門店の変貌

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、「那須塩原エリア」のMR記事だった。

 どんどんディスカウント戦争が激化し、価格も大手を中心に
 留まるところを知らない。

 青果の価格など原価割れは当り前、今の相場ではあり得な
 い価格で主力の「きゃべつ」「レタス」「きゅうり」が販売
 されている状況だ。

  “これで、利益は残るのだろうか?”

 食品を中心にしたスーパーの経験しか無い私には、その粗
 利ミックスが想像出来ない。

 当然、人件費のコントロール、店舗内の衣料品や雑貨品で
 の粗利ミックス、更に赤字部門の整理等を計算しての改装
 だったのだろうが、なにか商売の本質を逸脱してるのでは
 ないかと疑問を抱いてしまう。

 それがこの企業の選択であり、最大手の集荷力と集客力を
 見越しての将来像なのだと思うが、我々中小の目線で捉え
 れば、どう見ても破綻の未来しか想像できないのである。

 そして、一つの解答が那須塩原エリアにあった。

  黒磯メガドンキ内の生鮮各部である。

 特に青果部門の果実の品揃え、単品価格訴求力、販売力
 はディスカウント戦略に対する今後の指標になるだろう。

 メガドンキ自体がディスカウントの走りであり、現在も雑
 貨品、衣料品を中心に、グロサリー部門でもディスカウン
 トを徹底して進めており、そこに旧長崎屋の生鮮ノウハウ
 を引き継いだ生鮮一体のGMSタイプの店舗が「メガドン
 キ」なのだ。

 しかし、この店舗の生鮮部門は全てテナントであり、テナ
 ント毎に独自のノウハウを有した専門店でもある。
 
 出店当初は本体同様にディスカウント路線で営業をしてい
 た。
 そして、2年目、3年目を迎える毎に、その販売スタイルが
 微妙に変化してきているのだ。

 それは、ディスカウント企業が2年目からの壁を乗り越え、
 進化していく姿とも言える。
 更に、そんな細かい路線の微調整が出来るのもテナント
 ととしてのフリーな立場と機動力を併せ持つ「人間力」で
 はないか。

 今回の「I社」のディスカウンターとしてのリニューアルオ
 ープンに際しても、より品揃えの厚みを増して、専門店
 としての集荷力と販売力を駆使して、また街中立地の
 客層を取り込んだ品揃えに変更して迎え撃っていた。

  “この距離では、大きな影響は無いだろう”

 そう思える立地であるのに、周辺地域の店舗を差し置い
 て対策を講じた売場展開は、見応え十分だ。

 方や福島産の桃のみのディスカウントに対し、ここの青果
 部門は「山梨」「福島」両県のものを扱い、更には2個98
 0円の超大玉の扱いも価格訴求された商品に負けず劣ら
 ず品揃えされており、商品数が減っているのである。

  “一度は、食べてみたい”

 それが、品揃えの幅なのではないか。

  “しょうがなくて、買っていく”

 その品揃えの幅と比較すると、中期的将来に対してのお客
 様の判定は見えてきそうだ。

 そしてそれは、見えないお客様の心理を掴む現場の人間
 力であり、プロとしての行動でもある。

  自分の食いぶちは、自分で守る。

 その為に、あらゆる知恵を絞りだし努力し、楽しい買物、楽
 しい食卓、そして満足感を得られる食事の提案をしていく
 か。
 その買物動機に対しての選択をして頂けるお店に、どう仕
 上げていくか。

 そう言う意味でのこのエリアの動向は、今後も見続けてい
 きたい。

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