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2011年8月 2日 (火)

部下の研修会②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、「部下の研修会」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-ad35.html

 中国地方で研修会に参加してきた部下が帰ってきた。
 
 主催企業とその周辺競合店をMR。
 また、研修会の主な内容は、「生産性の向上」。

 いろいろ有意義な研修会ではあったのだろうが、他企業の主任達との交流から
 自分の能力の未熟さも自己認識してきたようで、若干打ちのめされて帰ってきた
 ようだ。

  「どうだった、研修会は?。」

   「いやぁ~、まだまだ自分の未熟さに思い知らされました。」

  「どういう事だ?。」

   「他企業の主任たちは、質問の突っ込みとかが鋭くて、自分の想像をはるか
   に越えていましたね。」

 そう言う意味では、この研修会は、彼にとっては大成功だったと言える。

 入社5年目で、チーフ2年目。

  ある意味、怖いもの知らずの時期でもある。

 そして、企業内店舗内では優秀であっても、視野を広げて他企業との他流試合
 に持ち込まれれば、上には上がいる事を思い知らされる。

  企業内の常識の中では、実力を身につけ、優位に立ち、怖いもの知らずに
  成っていてく。

  しかし、一歩外部に踏み出し、外の世界に触れて見て初めて、自分の位置づ
  けが再発見出来る。

 そう言う意味での外部研修会は、今後の自分のモチベーションを上げるのに大
 切なシーンなのだと思った。

 その彼と、たまたま二人でエンド交換をする機会があった。
 その時、彼が私に聞いてきた。

  「店長、これからのスーパーマーケットは、どんな方向に進んでいくんですか。」

 “随分、大きい事を言うようになったもんだなぁ~”

  「いやぁ~、今回の研修会でいろいろなスタイルのスーパーを見てきたんです
  よ、高質スーパー、スタンダードなスーパー、ディスカウントスーパー等見てきて
  、将来のスーパーって、どんなスタイルが主流になっていくのかが知りたいので
  す。」

   「それは、簡単だ。我が社のスタイルが永遠のスタンダードなスーパーの形
   態として存続していくだろう。」

  「えっ、本当ですか?。ならばなぜディスカウントストアが増えているのですか
  ?」

   「スタンダードなスーパーがいきなりディスカウントに切り替えたところで、2年
   以上持ちこたえた店舗は、未だかって俺は知らない。それだけディスカウント
   を継続している店舗は少ないということだ。」

  「なるほど、そうなんですか?。それじゃ高質スーパーはどうなんですか?。」

   「しっかりしたコンセプトを確立させ、それに向けての従業員教育を万全にし
   て売場造りをして、それを継続させ、お客様に認知していただくまでの時間に
   企業が信じて耐えられるかだ。途中で挫折する企業がほとんどだろう。」

   「更に、ほとんどのスーパーに買物に行かれるお客様の来店動機は、『一番
   近い』からなのだ。そのスーパーの品揃えと価格が適値で高鮮度であれば、
   お客様は安心して来店していただけるのだ。それが、品揃えが良いけど高い
   お店や、安いけど品揃えが悪いお店では、ひと通りの買物の場所として不適
   切であり、お客様は別の適切なお店を探すようになる。それがワンストップ
   ショッピングと呼ばれる利便性なのだ。そのワンストップショッピング性の追求
   こそが、我々の究極の目的であり、スーパーマーケットの持続性なのだ。」

  「そうすると、今自分がやっている仕事の方向性で良いんですか?。」

   「だから、我が社が向かう方向に、永遠が待っているのだ。自信を持って
   進んでいく事だ。」

 たまには、こんな真剣な話も、良いものだ。


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コメント

Dの彼さん、コメントありがとうございます。
まずは自社の原理原則に沿って徹底する。
それが基本であり近道でもある。
但し、価格競争も進化しているのも事実です。
当然その事に対しても企業全体で機敏に対応し、商品部やバイヤーだけの問題ではなく、企業全体の努力で価格訴求も出来る体質造りも、企業の競争力強化の重要な要因です。
その全体構図をどう描くかが、幹部の最大の役割なのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2011年8月 3日 (水) 09時04分

我が県北にも、ディスカウント業態の店が一気に増えてきましたが、そちらばかり見ていてしまうと、本来の自分たちの強みなどを失いかねないようにつくづく感じます。常に学ぶ姿勢は崩したくありませんが、私もてっちゃん店長の仰る方向性こそが一番だと思っておりますので、更なる向上目指し頑張っていきたいと思います。

投稿: Dの彼 | 2011年8月 3日 (水) 07時42分

S・Fさん、コメントありがとうございます。
今回はお世話になりました。
貴殿の狙い通りに、スーパーの今後の方向性について興味を持ったようです。
しかし、これは誰も分からない。
分からないというか、自信を持って進めていった方が成功の確率は高まると思っています。
また、従来からの原理原則を逃げないでコツコツを追求していく事の方が、成功への近道なのだと最近つくづく思っています。
今後ともよろしくお願い致します。

投稿: てっちゃん | 2011年8月 2日 (火) 20時05分

ご無沙汰しております。
先日は部下の方をご派遣いただき有難うございます。てっちゃんの店舗のチーフだったんですね。

今回の研修会では「生産性向上」を学ぶと共に、これからの世代の方にSMの見聞を深めていただくことを主旨としました。

部下の方との会話を拝見し、少しでもそのお手伝いが出来たように感じ嬉しく思います。

各社各様のコンセプトに基づく店舗フォーマットが点在する今日、てっちゃんが言われるよう如何に自店の足元を見失わないように店づくりを行うかは非常に重要だと思います。

部下の方にもどうぞよろしくお伝え下さい。

投稿: ○JSのS・F | 2011年8月 2日 (火) 09時38分

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