葛飾エリアMR
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をいている「てっちゃん」です。
最近、都内のスーパーをMRする機会が増えた。
そして今週も、葛飾エリアをMRしてみた。
ここ一カ月の中での都内MR。
そこで気づいたのは、駐車場の少なさ。
1K商圏での、自転車でのお客様でも十分に商売が成り
立つ人口で営業するのであれば、駐車場無しの条件でも
出店できるのであろう。
しかし、MRする身となれば、どうしても駐車場の存在は大
きく、今回はそんな店舗をMRしてみた。
まずは、「I社」。
都内での出店を見て、この企業の営業スタイルを見ていく
と、この企業と店舗の、都内での存在価値が高いだろう事
は容易に想像がつく。
それだけ、しっかりしたコンセプトと品揃え、そして店舗運
営を実行している事に気づく。
特に、生鮮が良い。
果実の品揃え、グレード、販売単位等が、都内で暮らすお
客様に焦点を絞って展開されており、更にどの店舗も大き
な穴も無く、堅実に運営されている。
鮮魚の商品化、旬へのトライ、生魚の品揃えとも十分であ
り、見ていてエキサイティングさをも伝わってくるのだ。
案の定、買物客の中で、高齢だが単独の男性客が多い事
気づく。
私同様に、男性客に対して、買物の楽しさ、選ぶ事の楽しさ
が伝わっている証拠なのだろうと思う。
次に「K社」。
一見、何処にでもあるディスカウントであり、
“青果の鮮度にがっかりするのだろうなぁ~”
そう思って入店したが、意外や意外(失礼)。
鮮度品質、そして狭いながらも品揃えもばっちりなのであ
る。
特に平台を有しない青果であるが、長い定番売場を有効
に使い、ダイナミックな展開と鮮度品揃えを工夫して売場
造りをしている。
この周辺のお客様が、何不自由しない普段の食材売場。
そんな印象である。
惣菜売場でも手を抜かない展開が嬉しい。
最後は、「S社」。
都内でのこの企業の存在価値は、しっかりした駐車場と
安心できる品揃えで、普段の食材を購入できるお店。
そして、この店舗でもそれが実現されている。
朝の開店後から、なにやらざわついた活気が店内に流れ
ており、店舗運営が引き締まっている印象を受ける。
生鮮の商品陳列も、ここ最近でいろいろと工夫を凝らしな
がらディスプレイに手を加えたりしているが、この分野では
他競合にはまだまだ及ばないようだが、生鮮の鮮度品質に
関しては間違いないレベル。
作業面と商品面でのレベルの高さは、どの店舗も同様の
スタンダードレベルにあるが、店舗とはそのような基本的
な部分と、それ以外の空気とか陳列やディスプレイといっ
た販売空間トータルでの店舗としてのまとまり全てで、お
客様の来店動機が決まってくるものであり、次のステージ
に向かおうとしている同社の気持ちが伝わる店舗であっ
た。
上記3店舖を見て感じるのは、このエリアのレベルの高さ。
特に「I社」に関しては、今後とも注目していきたいと思う。
PS
葛飾エリアのMR写真を載ました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/katusikamr/
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