外し忘れたネーム
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近、何かと競合店へ行く機会が増えた。
当然、顔もバレバレであるから、挨拶もし、会話もする。
マネキンさん等も、お互いに良く来てくれる方が多い為、そこでも立ち止まって
会話が弾む。
相手方の店舗のスタッフも同様に、毎日当店を訪れ、MRをしていく。
そこで価格を確認し、売価を合わせるのだろう。
相手がリニューアルオープン当初は、いろいろな方が当店を訪れ、当店や当社
の対応の仕方を見ていたのだろうと思う。
当初、当店は、特売品以外は価格合わせを実施しなかった。
最近は、それもやらない。
合わせるのは、青果の主力単品だけ。
それがわかってくると、相手も同様に、その部門に集中してMRに来るようになる。
“そろそろ、グロサリーで動いていくか”
相手がノーマークになるのは、二週間後からだろう。
そして、7月後半に向かい、「丑の日」「お盆」と続けば、本部スタッフも本来の仕
事に忙殺され、個店への関心は薄れる。
“隙を突くのは、今か”
そんな事を想いつつ、先日も競合店をMRした。
青果で長話をし、鮮魚で試食をし、精肉でマネキンさんと会話。
“相変わらず、グロサリーの定番にお客様はいないなぁ~”
そう思いつつ、最終コーナーで相手の店長と遭遇した。
そして、開口一番、笑顔で言われた。
「店長、ネーム、ネーム!。」
はっ、と気が付いたら、自社のネームをシャツのポケットに付けたままだった。
“はぁ~、やっちまった!”
競合店にネームを付けたままMRしてしまっていたのだった。
何と失礼な。
相手の店長に謝罪したが、笑顔で応えてくれた。
「お互い様ですから。」
私も、返した。
「うちに来る時も、作業服のままでいいですからね。」
そして、ここからは、徐々に騙し合いが始まっていくのだろう。
本部スタッフが徐々に離れていく2週間後。
いよいよ、私なりの個店対応が、本部スタッフを巻き込んで始まっていく
タイミングだ。
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コメント
商人伝道師さん、コメントありがとうございます。
今回の趣旨に賛同して参加しました。
3人の講師の方が同じことを言っていた。
「社会貢献」。
震災という大きな環境の変化を受けて、スーパーの存在意義も改めて問われているのですね。
利益を越えてスーパーがその企業の強みを活かして、その企業独特の社会貢献を期待されている。
今回のセミナーで、自分の仕事の視点を変える事を学びました。
今後とも、宜しくお願い致します。
投稿: てっちゃん | 2011年7月14日 (木) 07時19分
今日は、「東日本大震災チャリティーセミナー」に参加いただき、ありがとうございました。
参考になりましたか?
今回は、バタバタしてたので、ゆっくりお話できませんでしたが、今度シュウさんなどを交えて、意見交換しましよう。
多謝★
投稿: 商人伝道師 | 2011年7月13日 (水) 19時59分