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2011年7月 5日 (火)

振り回されない

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前の記事で、競合店のリニューアルを記した。

 競合店が、価格訴求型の政策を前面に出した店舗として改装オープンした。
 企業としては、数店舗目の同様の改装である。

  ディスカウント志向に、成功の光を見出したのだろうか?。

 ディスカウント志向に転換して営業する。
 その政策転換に対しての評価とは、いかなる指標を以って判断するのか?。

  売上、客数、粗利、営業利益、利益率、等々の数値があるが、要は営業利益
  自体が創出または増加しなければ、どんな立派な店舗であり品揃えに変えよう
  とも、営業自体を継続していく事は出来ない。

 ディスカウント志向に向かうという事は、低価格、低値入で販売する事である。

  当然、一個当たりの販売に対して、利益額は減る。
  それをカバーする為には、より多くの点数を販売し、
  売上を拡大させなければならない。

 売上拡大にしても、半端な増加では、最終利益額は増加しないだろう。

  以前の150%から200%ぐらいは増やさないと、ペイ出来ないハズだ。

 更には、その改装の為に、定番のスペースを縮小し定番品揃えを縮小してしま
 えば、利益商品としての定番商品の売上を失う事でもある。

  結果として、粗利率は更に低下していく。

 ディスカウント志向を志したならば、以前の粗利額を確保しようとすれば、
 売上を最低150%拡大させなければ、営業利益は増加しないと言うことだ。

  そういう構図に造り変えなければ、このような店舗は継続出来ない。

 もし、それでも継続出来てしまうと言う事は、上手く単品の組み合わせでの
 粗利ミックスが出来ているか、実は、安価に見えても値入れの高い単品を
 販売している事であり、それはディスカウントから離れて、以前のスーパー
 マーケットへ逆戻りしていく構図でもある。

  経営陣としては、今回の改装に対しての評価を急がなければならない。

 それは、ディスカウント志向の決断が、低値入売上急増、結果粗利額確保の
 構造転換であり、改装当初にその構図に転換出来なければ、永遠に不可能
 であることを物語るからだ。

  その評価を、経営陣は現在の数値から即断しなければならないだろう。

 今回の改装に際しては、相手側の必死さが伝わってくる。
 へたをすれば、自らの店舗寿命を縮めかねない結果を生み出すからだ。

 方や、そんな競合店の改装とディスカウント志向への転換、更に改装チラシ
 に対して、振り回されない企業、店舗がある。

  多少の青果物の価格対応はしているが、完全に相手の価格に合わせるの
  ではなく、多少近づける程度の価格対応。

 競合改装に合わせて、対策チラシを打つのでも無く、まさに「我、関せず」を
 貫く企業。

 そんな店舗には、そこに付いているお客様も、あまり振り回されていないようだ。
 特にピーク時の時間帯は、近くのお店が改装チラシを打っていようとも、我関せ
 ずにいつものお店で、いつもの食事の対応をしている。

  “このお店に付いているお客様は、競合の改装チラシは関係無いのか?”

 そう思ってしまうほど安定している。

  今回の競合店の改装。

 逆に、近くの迎え撃つ店舗の対応のほうが、私の心を捉えている。




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