今年の丑の日を考える
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨日は、節電の話。
今日は、涼味の話になる。
梅雨明け真近に向けて、ここ数週間の商品動向をみると、デイリーの涼味類が
圧倒的に動いてきた。
「豆腐」「涼味麺」「漬物類」などなど、
同様に、刺身類でもかつおの動きが活発化している。
同時に、それらを美味しく更にさっぱりと食べる為の「薬味類」の回転が加速し
ている。
そして、梅雨明けとともに、仕掛けるもの。
そう、それは「うなぎ」。
7月21日(木)へ向けて、我先に仕掛けることが大切だ。
特に、各社いち押しの美味しいうなぎの仕掛けが大切。
昨年も記したが、丑の日は、一年で一番美味しいうなぎを食べる日である。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-ba6e.html
普段輸入物を食している方は国産うなぎを、普段から国産うなぎを食している
方はより美味しいうなぎを、この日だけは食べるのである。
それは至極当然の結果である。
昨年の丑の日当日に、一年未満の新仔うなぎが試食の結果バカ売れし、バイヤ
-へ追加した記憶が新しい。
そこで鮮魚チーフとの結論は、次年度は新仔うなぎを主力展開する、と言うこと。
しかし、今年はうなぎの相場高の状況である。
それでも鮮魚チーフは、しっかり、どこよりも新仔うなぎの発注数量を増量してい
た。
“丑の日の動向を、完全に読んでいるなぁ~”
そして今年は、平日の木曜が丑の日。
当店の強い曜日。
たしか7年前にも、こんな曜日周りがあった。
その時の記憶でも、8時前後までお客様の動きと商品の動きは止まらなかった。
平日の「土用丑の日」。
主婦にとっては、これほど嬉しい日取りは無い。
温めるだけの美味しいうなぎと、数品あれば、立派な食事となるからだ。
更に、家族からは喜ばれ、スタミナが付いたと感謝される日。
だから、普段のうなぎよりも美味しいうなぎを、最低でも午後8時までは用意して
置かないと、お客様の不満は最高に達するだろう。
更に、この日に買い忘れ、食べ忘れた方は、必ず金曜~日曜の週末にうなぎ
を食する事になる。
よって木曜日は、強気強気でうなぎで攻めて、翌日から日曜までも継続してうな
ぎの打ち出しを積極的に展開して正解だと考える。
その為にも、梅雨明け直後からの早々の仕掛けと試食販売のタイミングで
丑の日商戦は決戦の火ぶたが切られると考えておいたほうが良さそうだ。
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