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2011年7月 3日 (日)

今年のかつお

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の、ガイアの夜明け。

 「かつお」の報道。

  原発後のブログで、「かつお」について記した。
  東北の夏を彩り、涼の食材の代表とも言える「かつお」の今年の状況予測。

 今年の「かつお」は、諦めなければいけないと思っていた。

  しかし、福島県沖で水揚げされた「かつお」が千葉勝浦で水揚げされ出荷。
  千葉県産として流通し、そこそこの売れ行きを示していた。

 そんな中で、先日の「ガイアの夜明け」が報道された。

  かつおの今の現況と、水揚げ漁港の動向、更に漁師たちの絆。
  特に、かつおの水揚げ量日本一の「気仙沼港」の動向についての報道が
  中心だった。

  幸いにも、今月半ばには水揚げ可能となった気仙沼漁港の急ピッチで進む
  復興への道を報道していたようだ。

 しかし、

  本来であれば、勝浦から気仙沼までの間には、実のたくさんの漁港が存在す
  る。
  特に、かつおの水揚げの多い漁港としては、「小名浜漁港」と「石巻漁港」。
  この二大漁港を抜いて、かつおのシーズンは語れない。

 小名浜漁港はどうしたのか?。

  6月22日の報道では、小名浜漁港は水揚げ可能な状態だという。
  しかし、水揚げ直前に、買い手がつかず、入港を断念したという。

 「福島県産」「小名浜漁直送」等のネームをつける事に、仕入れ業者やバイヤー
 達が、その産地を嫌ったことから、ここでの水揚げを断念せざるを得なかったの
 だろう。

  本当に、残念な結果である。

 小名浜漁港から出港したカツオ漁船も、買い手がつかない事を知り、急遽千葉
 勝浦漁港に水揚げせざるを得なかったという報道だった。

  漁港が整備され、水揚げ可能にも関わらず、漁船が入港しない。

 いわきの方々の忸怩(じくじ)たる想いが伝わってくる記事である。

 そして、石巻漁港は、?。

  こちらは、漁港の整備が完備されていないという報道。
  更に、水揚げされても加工業者の方々の多くも非災されていることから、水揚
  げされても加工出荷できない現状。

 よって、「気仙沼漁港」まで北上しなければ大量の水揚げ漁港が無いということ。

 かつおとは、この時期、回遊魚として千葉沖から急速に来たへ向かって北上し、
 自らの身に脂を蓄えていわき~石巻の海岸沿いに近づいてくる。

 いままで漁場が遠かったかつお漁が、急速に沿岸に近づいてくるため、石巻以
 北になると、一晩で漁を終えて戻ってくるため、脂が乗ったかつおがより鮮度の
 状態で水揚げされる。
 だから、石巻や気仙沼のかつおは脂の乗りと鮮度で各地に出荷される。

  その当日水揚げされたかつおを、この周辺の方々は晩酌の肴として、夏の涼
  を取るのが、夏の風物詩となる。

 その夏の風物詩を、なんとしても守り通そうとふんそうする男たちのドラマが
 今回のガイアの夜明けだった。

 そして、そのかつおの放射能レベルも、ほとんど問題のないレベルとの数値ら
 しい。

 関東、東北では、食卓にかつおの無い夏はあり得ない。
 だから、売場を真っ赤にしてでも、かつをづくしの売場を日々徹底する。

  かつおは、脂が乗っていていて当たり前。

 それが、この時期以降の晩酌としてのかつおなのだ。
 そして、その最終販売者としての我々も、そんな脂の乗り切った「気仙沼産」の
 かつおを、食卓に届けたいものだ。




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