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2011年7月 6日 (水)

「まるも」の最終回

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、「まるも」の最終回だった。

 見ていた人には、言わなくても分かるが、見たいなかった人には、何を言っても
 分からない。

  フジテレビの、毎週日曜9時からの連続ドラマが、先週で最終回を迎えた。

 フジテレビ調査の視聴率では、最終回は23%前後だったようだ。
 
  これは凄い数値だ。

 当初は11%前後からスタートして、徐々に視聴率を上げていき、社会現象まで
 引き起こしながら、最終回を迎える。

  理想的な番組の推移なのだろう。

 ストーリーとしては、独身男性が友人の死をきっかけに、友人の子供二人を引き
 取り育てていきながら、いろいろな人生経験をお互いに積んでいくという、現実で
 はあまりあり得ない設定になっている。

 更に、子役らの演技力も、かわいらしさを前面に打ち出し、ちょっとあり得ないな
 ぁ~とは思いつつも、あまり考えずに快適さを得られる番組としてほぼ毎回視聴
 していた。

  そして、最終回。

 結局は、母親のもとに帰っていくストーリーなのだが、その戻り方が良かった。
 急に、母親の許に引っ越していくのでは無く、育ての「まるも」の許から徐々に
 母親の存在を認識し、心の構えを作りながら、母親のもとへ心身ともに移って
 いく。

  急に変わろうとするから、無理があるのだ。

 急に母親になろうとするから、無理が出る。
 急に親が変わるから、子供もついていけなくなる。

  我々の仕事も、同様なのだと思う。

 急に改装をして売場を変えても、お客様は付いていけない。
 急に商品の品揃えを変えても、お客様は戸惑ってしまう。

  徐々に利便性を高めていくから、信頼が高まる。

 人材も同様なのだろう。

  徐々に成長していくから、確実に積みあがっていくのだと思う。

 急に変わろうとするから、自分を見失うのではないのか?。
 自らの意志で変わろうとするから、自信を失わずに変化出来るのだ。

  急に、事が進む時。

 それは、危険な方向に進む時なのかも知れない。

  「まるも」の最終回。

 ラストシーンから、そんな事を想って見ていた。






  

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