真岡地区MR④
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先週は、ディスカウントに転換した「I社」を中心にMRした。
そして今週は、新規開店した「T社」を中心に真岡エリアを再度MRした。
先の震災で、真岡エリアの中心に存在した「B社」が撤退。
更に、昨年からの不振により、中心地に長年営業してきた「F社」も撤退。
町の中心街が一気に空洞化してしまった。
その中心地にほど近い場所に新規オープンした「T社」。
新規開店毎に進化していく企業であり、今回も新たなテーマを以って新規品揃
えを強化している部分が見て取れる。
更に上述した通り、街中の2店舗の顧客層を誘引しようと、上質商材の品揃え
も「果実」中心に実施しており、その売場の乱れも無く、当初コンセプトは継続さ
れている。
駐車台数は少ないが、コンパクトにまとめられながら、品揃えの豊富感もその打
ち出しも良く、鮮度、商品化技術も進化していると思われる。
鮮魚等のイタリアンはホットプレート商材もコーナー化するなど、新規チャレンジ
を徹底して検証しているとも思われる。
それなりに、お客様も入っていた。
特別なチラシでも無いのだが、お客様の回転が良いのだろう。
素材とミールソリュージョン型商品のバランスも良く、街中の若い主婦層も来店
も多いようだ。
この企業の売場維持能力の高まりが伺える。
次は、「T社」。
約1Kほどのエリアにショッピングセンターを構える「T社」。
前出の「T社」が開店した当初は、一番に影響を受けていた店舗だ。
この日は、同エリアの自社企業の改装記念のチラシに連動しており、結構なお
客様が来店していた。
そしてそれと同時に、売場の鮮度やボリューム、売場展開も考えられており、影
響を感じさせない売場レベルに戻ってきている。
特に生鮮3部門のレベルは、品揃えの豊富感、鮮度価格とも、
戦っているなぁ~、という印象だ。
最後は「O社」。
前出①「T社」と②「T社」に挟まれ、更に店舗のハード面や店舗規模でも厳しい
状況にある「O社」である。
しかし、この店舗はこの店舗で、この日の午後5時のピーク時のお客様は
それなりに入っている。
“やはり、真面目に商売していれば、固定客はいるものなんだぁ~”
どう見ても、店舗規模やハード面での清潔さ、品揃えを見れば、前出の「O社」
のほうが買い回りしやすいものだが、近くて便利、又はいつものお店としての
「O社」の存在は固いのだろう。
そして、お客様の一番の来店動機は、「近い」から。
その一番近い店舗として、極力ワンストップショッピング性を追求しようとする
姿勢が、商圏がどんなに狭まろうとも健闘出来る最大の武器になることなのだ
という事を印象付けられた場面であった。
PS
真岡エリアMR④の写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/mookamryonn/
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