真岡エリアMR⑤
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
やはり、二週前にMR報告した真岡エリアが気になる。
ショッピングセンターのエクストラタイプはどうなったか?。
隣の元祖ディスカウント店舗は復活したか?。
その隣の新興ディスカウント店舗は、どう対策しているのか?。
稀にみる「ディスカウント」同士の三つ巴の戦いである。
7月も後半に入り、この地域の夏祭りの時期でもあり、そんな状況での3店舗の
凌ぎ合いは、どうなのか。
早速、MRしてきた。
ますは、大手ショッピングセンターの「I社」。
随分マネジメントレベルは回復してきたようだ。
デイリー商材の品切れも随分とすくなくはなってきた。
店内には、浴衣を着た若いカップルや家族連れで賑わってはいた。
売場は?。
野菜の安さは圧倒的。
きゅうり15円!。キャベツ57円!、レタス77円!、大根77円!。
“これって、結局は農家さんを苦しめているのではないか?”
勝手に安く売っていると言えば、聞こえは良いが、本当にそうなのか?。
結局は、巡り巡って生産者が苦しむ状況を生んでいるのであれば、それは
本当に社会貢献と言えるのか?。
そこまで思ってしまうほどの、安さの徹底ぶり。
企業努力はしているのだろうが、度を越した価格の徹底ぶりは尋常ではない。
次は、隣の「P社」。
以外に賑わっている。
相変わらず、怪しいカセットから流れる放送は、味のあるエントランスを楽しま
せてくれている。
しかし、青果を筆頭に、鮮魚、精肉ともにお客様は賑わっていた。
まずは、果実の品揃えが圧倒的に地域一番を誇っている。
価格、品揃え、味の訴求がバランス良く展開されており、両隣の店舗には無い
豊富さが伝わってくる。
本来はディスカウントであったこのお店だが、逆に一番豊富な品揃えになってお
り、それに呼応したお客様で賑わうと言う皮肉さだ。
更に、鮮魚のお刺身や精肉の牛肉での祭りの演出や御馳走の3店舖ではナン
バーワンだろう。
同じ時間帯(午後4時頃)で、隣のショッピングセンターのレジ解放台数9台に対
し、この店舗で実に7台のレジ台数は大健闘だろう。
ハード面での店舗の老朽化は否めないが、その品揃えと販売力、更にマンパ
ワーにおいては、全く引けを取らず、むしろリードしているとも思える。
まさに地域のイベントに合わせた品揃えと大胆な商品化は、このお店ならでは
であり、徐々にその真価が発揮されてきたのだろう。
その結果が、この日の客数に表れていたのではないか。
最後は、「S社」。
上記記述の通り、このお店が一番中途半端な存在となってしまった。
その存在が、レジ台数3台という数値に反映されている。
地域一番の価格でもない。
品揃え一番のお店でもない。
他に残るものは。
このお店の強さ、魅力は?。
早急に、ここを構築しなければ、撤退は必須だろう。
PS
真岡エリアMR⑤を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/mookamrgo/
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コメント
てつろうさん、コメントありがとうございます。
あの企業の動きは本当に大胆ですね。
それが吉と出るか凶と出るか。
動いた方が負ける場合もあるのがこの世界なんです。
投稿: てっちゃん | 2011年7月26日 (火) 01時15分
文を読んでいるかぎりでは結構すごい事が起きているみたいで興味がでますね。じっくり見学してみたいです。
投稿: てつろう | 2011年7月25日 (月) 22時28分