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2011年6月30日 (木)

アルバイトとの面接にて

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

先日、アルバイト希望の女子高校生と面接した。
 電話でアルバイト希望の旨を受けた時から、しっかりしている子だとは思って
 いた。
 いつぞや、新入社員の面接時に、どこに重点を置いて面接するかという人事部
 長の問いに、「歩くスピード」を挙げた事を記事にした。
 
 当然、それも大切な、人を見るポイントだろう。
 しかし高校生の場合は、面接で自分を繕うことが出来る程大人では無い。
 だから、素が出るような普段の歩き方以上に、面接して相手が話す内容で、そ
 の人間力が分かってしまう。
  そして、その子と面接した。
 面接と言うよりも、私は会ったその瞬間に、採用を決めた。
  なぜか?。
 その子の「目力」で決めた。
  “ガンを付けるような眼力で睨みつけたのか?”
 そんな事では無い。
  「目の表情が豊か」なのである。
 顔の表情が豊かだという表現ならわかるが、目の表情が豊かという表現を使う
 のか?。
  しかしその子の場合は、その表現がまさにぴったりくるほど、目で会話できるだ
  けの力を持っていた。
 だから、会話が弾んだ。
  会話のたびに、目が語る、そして表情が語る、更に身振り手振りで語る。
 だから、その子の内面が、良く見える。
 相手の心が見えると言う事は、安心して、楽しく会話が出来るものだ。
  どうすれば、このように育つのか?。
  素直に、知りたいと思った。
 「ここでアルバイトをして、おのお金を何に使いたいと思っている?。」
  彼女はちょっと考えた後に、澄んだ目で答えた。
 「全部、家に入れます。」
  “えっ、えぇ~!。本当か?。”
 「自分で使いたいとは思わないのか?。」
  「例えば、前のアルバイトの時は、地デジが観れるテレビが無かったので、私
  のバイト代で買ったんです。」
 「それはご両親は喜んだろう?。」
  「ハイ、とっても。私も嬉しかったです。」
  “人を喜ばせることに、自分の喜びを感じる子なんだぁ~”
 「ところで、みんなが嫌がる部門でやってもらいたんだが、どうだろう?。」
  「はいっ、頑張ります!。」
 「よし、決定!。」
  「ありがとうございます!。」
 彼女は、深々と頭を下げた。
 嫌味な感じは一切しなかった。
  普段から、このような挨拶、会話、そして自分態度表現に慣れているのだろう。
 “こんな子を鍛えて、販売を教えたら、どこまで育つんだろう?”
  「将来、何になりたい?。」
 「はい、ファッションデザイナーです。」
  「ほう、夢が大きいね。」
 「今の学科もそれを目指す学科なんです。デザインとか色の選択とか自分で自
 由に創造していける仕事がしたいです。」 
  “俺がこの子の年には、こんな大人じゃなかったなぁ~”
 心地よい敗北感を感じた。彼女に完敗(乾杯)だ。

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コメント

履歴書の書き方の見本さん、コメントありがとうございます。
こんな記事でお恥ずかしい限りです。
今後ともよろしくお願い致します。

投稿: てっちゃん | 2011年9月 3日 (土) 23時54分

とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます!!

投稿: 履歴書の書き方の見本 | 2011年9月 3日 (土) 14時23分

おと~まんさん、コメントありがとうございます。
人間力って、どんなふうに鍛えられるのかと、よく考えます。
恵まれた環境が整備されるに従って、人間力も比例していくのかと考えると、まさに逆行しているのが現実。
それは、企業もそうだし日本という国もそんな方向に向かっているのではないかと思います。

投稿: てっちゃん | 2011年6月30日 (木) 07時03分

今回てっちゃんさんが採用した様な女子高生アルバイトが、春先まで私の店で勤務していました。
それはそれは愛想があり気の利く女の子で(気の利かない者が多い昨今)
パートさんと共に、惣菜部門の夜間の売場管理や清掃などを担っており、とても礼儀正しく動きの良い女の子でした。
応募した理由は、母子家庭なので携帯料金や、学費の足しにしたいと。


辞める事になった理由は
「生徒会長をやる事になって、今後バイトに遅れる事があり迷惑を掛ける事、家庭の事情(前出の母子家庭)で、大学の選択肢が限られているので、現状より成績を落とせない事・・・」などなど

私としては、多少シフトの変更も考慮して継続をお願いしたのですが

成績を落とせない理由が、進学の条件が「国立大学で自宅から通える所」と聞いて断念しました。
その選択肢は・・・一つしかなかったからです。
選択肢とは言えませんねsweat01

彼女は一年程で、学生ながら手放すには惜しい人材となっていました。

新卒でもそのような人間が少なくなっている現状ですが・・・

勿論、夏休みに小遣いが欲しくなったら待ってるぞ!と送り出しました。

投稿: おと~まん | 2011年6月30日 (木) 01時33分

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