頑張る「マネキン」
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近、若いマネキンさんの頑張る姿を目にする機会が、二度あった。
数日前は、マーガリンのマネキンをした20代の女の子だった。
朝の9時頃だったろうか、電話が鳴り、若い女性の声が聞こえた。
「あの~、今日マーガリンのマネキンをしに来た者ですが、今お店の前にいる
んですが、何処から入ればいいのか分からないんです。」
“えっ、分からない?”
「正面から向かって左側に沿って裏側に回ると、従業員入口がありますから
そこから入店してください。」
「えっ、あっそうですか、従業員入口と書いてあるんですか?。」
「そんなの書いてないよ、でも来ればわかるよ!。」
少しイラツイタ感情が、言葉に出てしまった。
“今日のマネキンでは、どうなることやら”
そして入店したマネキンさんは、いまどきの子だった。
“今日は、ハズレかな”
しかし、開店後からの彼女のマネキンぶりには、目を見張った。
まず、声が出る。
そして、笑顔が出る。
更に、商品アピールが上手い。
思わず、食べてしまうような接客であり、食べれば意外に美味しい。
味付けが薄い為、たっぷり付けたほうが美味しく、食べたお客様は
高い確率で購入していく。
その後の、彼女の笑顔が、また良いのだ。
購入した後に、思わず幸せな気分にしてくれるのだ。
途中で話しかけたら、結構な数量を販売していた。
“なかなか、やるな!”
ピーク時の私のマイク放送時には、通常マネキンさんにマイクを渡して放送
させることなど無いのだが、頑張るこの子にはご褒美にマイク放送させてあ
げた。
彼女は喜んでマイクを握り、大きな声で商品アピールをしてくれた。
予定時間が来て、彼女が終了の挨拶に来たときに、話をした。
「今日は、頑張ってくれたね。ところであなたの所属する会社はどこだ?。」
「はい、○○という会社です。」
「そうか、また機会があったら、次回はあなたを指名して来ていただくよ。」
「はい、また呼んでください!。是非来たいです。」
この事はバイヤーに連絡し、可能であれば彼女の会社にも連絡し、彼女の
頑張りを伝えたい。
以前も、果実の「キウイフルーツ」のマネキンを務めた女の子がいた。
キウイフルーツを50ケース売り込んだ伝説のマネキンだ。
彼女の事も、先日バイヤーに話をして、是非次回もお願いしたいと話を
した。
頑張るマネキン。
それを評価できるのは、現場の我々だけだろう。
企業を越えて、評価を伝えたいものだ。
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コメント
てつろうさん、コメントありがとうございます。
そのようなコーナーを設置している企業店舗が増えていますね。
集客力のある店舗であれば賑わいも出て、お客様も付くのですがそうでないと、コスト上維持することがなかなか難しい状況になっているようです。
投稿: てっちゃん | 2011年6月30日 (木) 06時48分
こちらでは毎日マネキンが入れ替わり店内のある場所で試食販売を行っております。その場所は流し台その他がセットされており毎日いい匂いが店内に充満しています。
投稿: てつろう | 2011年6月29日 (水) 06時25分