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2011年6月 8日 (水)

鮮魚の華

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、関東エリアをMRするチャンスに恵まれた(後日追って報告します)。

 そこで、久しぶりに、鮮魚売場が活気づいている場面を目にした。

  境港産の「本まぐろ」の量販。

 どの企業、どの店舗もほとんどが、「本まぐろ」の量販を展開していた。
 
  そして、各企業各店舗の本まぐろの展開を見比べて見ると、その取り組み方の
  違いを如実に見る事が出来る。

 その場面を、偶然にしても目にする事が出来た事はラッキーだったと言える。

  男性従業員が総出で本まぐろを潰し、サク売り、切り落とし、角切り、かま
  更には大トロの部分までアイテム豊富に展開している店舗。
  この店舗では、バイヤーらしき人の声でカセットテープが流れており、
  いかにも、この道30年の名物バイヤーがこの夏一番の豊漁をお客様に伝え
  ていたテープが、購買意欲をそそらされた。

  更には、12尺平台を一本使用して、境港の本まぐろから畜養本まぐろ、冷凍
  本まぐろ、バチまぐろ等を集合展開し、天然本まぐろをメインにまぐろ祭りを展
  開している企業。

 この機に、まぐろを売り込む店舗がほとんどだった。
 そして、思ったことは、

  “まぐろを売り込んだ時の鮮魚部門は、活気があるなぁ~”

 更に、

  “まぐろは、やっぱり鮮魚の華だ”

 そうして、

  “そんな鮮魚部門は、お店の華だ”

 それだけ、鮮魚のまぐろとは、店舗の全ての商品の中でも、華だと思う。

  天然の本まぐろの水揚げを嗅ぎわける仕入れの嗅覚。
  その本まぐろを投入し、仕入れる担当者の嗅覚。
  仕入れた本まぐろを、さばき、調理し、展開する販売技術。
  そして、そんな売場に群がるお客様。

 企業の鮮魚部門の総力を挙げた売場が、お客様の購買意欲を掻き立てる。
 そして、この時とばかりに、飛ぶように売れていく。

  天然本まぐろとは、お店の華なのだ。

 そして、その華の本まぐろを売り込める鮮魚部門とは、企業の底力を如実に
 表している事象だと思う。

  本まぐろに気づく力。
  本まぐろを仕入れる力。
  本まぐろを調理する力。
  本まぐろを売り切る力。

 いろいろな人の手を経て、本まぐろとは売場に展開される。
 その、企業としての総合力が試されるのが、本まぐろの季節である。

  そして、その水揚げにいち早く反応した男性社員を有する企業が、その時期
  もっとも輝いて見えるのであろう。

 都内でも老舗のチェーンストアほど、輝きを増すのが、この時期なのかも知れな
 い。
 
 そんな企業の展開力、販売力、調理技術に学びたいと、素直に思う。
 そして、自企業にも、この嗅覚と販売力を植え付けたいと、切に願うのである。







 

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