鮮魚の華
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、関東エリアをMRするチャンスに恵まれた(後日追って報告します)。
そこで、久しぶりに、鮮魚売場が活気づいている場面を目にした。
境港産の「本まぐろ」の量販。
どの企業、どの店舗もほとんどが、「本まぐろ」の量販を展開していた。
そして、各企業各店舗の本まぐろの展開を見比べて見ると、その取り組み方の
違いを如実に見る事が出来る。
その場面を、偶然にしても目にする事が出来た事はラッキーだったと言える。
男性従業員が総出で本まぐろを潰し、サク売り、切り落とし、角切り、かま
更には大トロの部分までアイテム豊富に展開している店舗。
この店舗では、バイヤーらしき人の声でカセットテープが流れており、
いかにも、この道30年の名物バイヤーがこの夏一番の豊漁をお客様に伝え
ていたテープが、購買意欲をそそらされた。
更には、12尺平台を一本使用して、境港の本まぐろから畜養本まぐろ、冷凍
本まぐろ、バチまぐろ等を集合展開し、天然本まぐろをメインにまぐろ祭りを展
開している企業。
この機に、まぐろを売り込む店舗がほとんどだった。
そして、思ったことは、
“まぐろを売り込んだ時の鮮魚部門は、活気があるなぁ~”
更に、
“まぐろは、やっぱり鮮魚の華だ”
そうして、
“そんな鮮魚部門は、お店の華だ”
それだけ、鮮魚のまぐろとは、店舗の全ての商品の中でも、華だと思う。
天然の本まぐろの水揚げを嗅ぎわける仕入れの嗅覚。
その本まぐろを投入し、仕入れる担当者の嗅覚。
仕入れた本まぐろを、さばき、調理し、展開する販売技術。
そして、そんな売場に群がるお客様。
企業の鮮魚部門の総力を挙げた売場が、お客様の購買意欲を掻き立てる。
そして、この時とばかりに、飛ぶように売れていく。
天然本まぐろとは、お店の華なのだ。
そして、その華の本まぐろを売り込める鮮魚部門とは、企業の底力を如実に
表している事象だと思う。
本まぐろに気づく力。
本まぐろを仕入れる力。
本まぐろを調理する力。
本まぐろを売り切る力。
いろいろな人の手を経て、本まぐろとは売場に展開される。
その、企業としての総合力が試されるのが、本まぐろの季節である。
そして、その水揚げにいち早く反応した男性社員を有する企業が、その時期
もっとも輝いて見えるのであろう。
都内でも老舗のチェーンストアほど、輝きを増すのが、この時期なのかも知れな
い。
そんな企業の展開力、販売力、調理技術に学びたいと、素直に思う。
そして、自企業にも、この嗅覚と販売力を植え付けたいと、切に願うのである。
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