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2011年6月18日 (土)

歩くスピード

皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の店長会で、人事部長が我々に問うた。

 「皆さんからみて、新入社員のどこを見て、判断するか?。」

 要は、新入社員やパート面接での、人の見分け方でいい方法は無いか?、とい
 う問いかけだった。

  新入社員といえども、採用に失敗は許されない。
  少ない人材で、全てが有効に企業貢献してくれる人材が、まずはほしい。
  その後、店舗でどう育成するかにかかってはくるが、まずは素材が重要。

 そんな時に、皆さんだったら、人のどんな部分を見て、良い人材かどうかの
 判断を下すか?、という問いかけだった。

  いろいろな反応があった。

   「人との協調性を見る」
   「話の返答や受け答えを見る。」
   「挨拶や笑顔を見る。」

  しかしこれらも、造ろうと思えば如何様にでも造れるものだ。
  
 新入社員としての入社面接であれば、誰でも最高の自分を見せようと努力する
 ものだ。
 特に、最近では、面接時の受け答えを専門にレクチャーする学校まであると言う。

  そんな中で、我々は、何処を見て判断するか?。

 私は、言った。

  「歩くスピードで、判断しますよ。」

  特に、素が出る場面や、面接前の場面での何も考えていない状態での
  その人の行動に、その人が持つ本来の姿が潜んでいると思っている。

 そして、その最たる部分が、その人の歩くスピードだと、私は思っている。
 
  そしてそれは、概ねの場合に、有効に当てはまるとも思っている。

 確かに、例外もある。
 しかし、ほとんどの場合は、歩くスピードが、その人の作業スピードであり、
 頭の回転の良さと直結している場合が多い。

  しかし、作業効率という視点になってくると、歩くスピードだけではなく、
  作業と作業を連結する間接作業の連結スピードが問題となる。

 その部分に、考えるという要素や効率良く作業をするという思想が織り交ぜ 
 られ、トータルでの作業効率が図られるのである。

  しかしまずもっては、歩くスピード。

 ここに当面の、仕事の出来不出来が隠されていると考えられるのである。



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コメント

てつろうさん、コメントありがとうございます。
私も含めて、素の姿は必ず見られているものです。
「背中で教える」とは、素の自分の姿も含めて、後ろ姿を他人に見せられるか、という覚悟の問題だと思っています。

投稿: てっちゃん | 2011年6月18日 (土) 21時47分

私も気持ちを締めて行こうと思いました。

投稿: てつろう | 2011年6月18日 (土) 09時48分

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