組織力の強化
皆さん、こんにちは。 |
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。 |
強い組織とは、どんな組織なのだろうか?。 |
ある意味、組織の中堅幹部の永遠のテーマかもしれない。 |
強いとは、課題解決能力が、高いと言う事。 |
課題解決能力とは、結果として、数値改善能力が高い、と言う事。 |
どうしたら、数値改善能力が高い組織になるのか?。 |
そこが問題だ。 |
その追求の為に、組織人は一番下から叩き上げて、積上げてくるのだろう。 |
特に小売業の場合は、個人商店から積み上げてきており、組織拡大と共に |
役割を専任し、組織を細分化して単純作業に特化して個人の能力を最大に活 |
かす手法で規模の拡大を図ってきた。 |
規模の拡大が、結果として強い組織に結び付き、更に規模の拡大が図れると |
いう相乗効果で、組織強化されていく。 |
人口が増加し、マーケットが増加していく過程では、それが正解だった。 |
しかし、人口減にともない、マーケットの創造が非常に厳しい状況に陥ると、規 |
模の拡大がままならず、従来のパラダイムでは立ち行かなくなってくる。 |
私は、人間の能力の差など、大した問題では無いと思っている。 |
問題は、組織として、一個の塊として機能しているのかどうかだ。 |
チェーンストアとして、仕入れ、販売、開発、採用・教育等の役割専任者たちの |
企業間の技術レベルの差など、そんなに大きなギャップは無いと思っている。 |
ギャップがあるのは、そのコネクションとしての存在だと思っている。 |
仕入れと販売をつなぐ者 |
開発と販売をつなぐ者 |
教育と仕入れをつなぐ者 |
開発と仕入れをつなぐ者 |
等々、組織の内部で、主要役割を担う者同士を、つなぐ存在が重要なのだ。 |
役割内では十分に競争力のある業務完遂された個々の技術が、組織全般的 |
にみると、他競争相手よりも劣っているという事例は、枚挙にいとまが無い。 |
何が、悪いのか? |
コネクションが悪いのである。 |
だから、機能しない、リンクしない、技術が滞ってしまう。 |
要は、全体的に見るという視点を失い、自己完結で自己満足で終了なのだ。 |
つなぎ合わせて、技術を伝搬し、その力を利用して、自らの役割を担う。 |
その流れと、それをつなぎ合せる存在が、組織力では不可欠になる。 |
では、どうすればいいのか?。 |
「つなぎ合せる」という技術が、一番の差別化になる事を、まずもって認識する |
ことが、まず第一だろう。 |
自らの役割に精通する事も大切だが、もっと大切な事。 |
それが、コネクションの技術。 |
つなぎ合せる技術だ。 |
この技術を持った組織は、強い。 |
絶対に、負けないと思う。 |
個人の力量に、さほどの大差が無い時代。 |
個人の力量をつなぎ合わせる技術を磨いていくことが、組織強化への近道だと |
認識している組織こそが、本当に強い組織になっていくのではないか。 |
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