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2011年6月 7日 (火)

業態転換

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


また一つ、競合店が業態転換を図る。

 以前にも記したが、業態転換して成功した事例は、少ない。

  特に、スーパーマーケットから、ディスカウント転換して成功した事例は無い。

 一時は、売上金額という数値は上がるが、それも一年も持たない。
 2年目を迎えると、急速に売上が減少していく。

  ディスカウント業態のノウハウを持たないスーパーマーケットが、業態転換して
  も、いろいろな部分で継続出来ないのだろう。

 それは、コスト管理の部分もしかり、売上対策の継続の部分もしかりである。
 一時の数値拡大は見込めるが、それとて一年も継続出来ないのが実態だ。

  それが見えていて、なぜ、ディスカウントに走るのか?。

 ディスカウントで生きようとすれば、それ相応の覚悟が必要である。
 そうでなければ、それを専業としている業態に失礼な話でもある。

  業績がおぼつかないから、ディスカウントへ。
  そんな簡単な話では無いだろう。

 それは、仕入、販売、作業オペレーション、販売計画、展開、売り切り、店舗運営
 等の各分野で、スーパーマーケットのノウハウとは全く異なるオペレーションを必
 要と思わなければ決して成功はしないだろう。

  スーパーで成功しないから、ディスカウントで解決策を探るか?。

 その程度の認識で、ディスカウントへの業態転換へ踏み切るのか?。
 それで成功したという事実を、どう認識し、どう方向転換し、行動に踏み切るのだ
 ろうか。

 確かに、業態転換を契機に、現状の仕事や手法に疑問を持ち、本業であるスー
 パーマーケットに対しての考え方と営業方法を改善していくのなら話は分かる。

 しかし、このフォーマットで今後の企業経営に何のプラスにもならないのでは、
 企業の従業員の納得は得られないだろう。

  従業員の納得とは、従業員のその業態に取り組む姿勢の事である。

 “俺たちは、この道で今後の人生を切り開いていくんだ!”
 そんな姿勢が見えてくれば、従業員という現場の担当者の本気度が伝わって
 くるものだ。

  その本気度を、まずは現場の従業員が持つ事から始めなければならない。

 “この業態で成功させ、それを足がかりに自らの仕事への広がりを持つ”

  そんなプライドを有して、新たな業態へチャレンジしなければならないだろう。

 “一時は数値改善されるかもしれないが、転換店舗での、今後の発展性が
 見えてこない。”

  現場レベルでそんな意識があるのであれば、当初から失敗の道を歩む事に
  なる。

 そして、現場の意欲を支えバックアップしていく本部の体制もいつしか崩れてし
 まうのが通例だ。

 “本部は、我々を本気で支援してくれているのだろうか?”

  現場の力が半減していく理由の一つは、上記のような不信感。

 いずれにしても、本部と現場の一体感を新業態でどれだけ維持できるかが
 全ての基本なのだと思う。




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