上井草エリアMR②
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先週に引き続き、上井草エリアMRである。
先週からの上井草エリアの店舗をMRしていて気付いたのは、
どの店舗も、入口付近で、「そうめん」と「果実酒」の展開を実施している事だ。
ほとんど100%の店舗で実施している。
それだけ、この2アイテムが、この時期のこのエリアの暮らしに根深いのだろう。
更に、ここ数日での境港水揚げの「本まぐろ」の展開。
これもほぼ100%の鮮魚部門で展開されていた。
この辺の相場感度は流石だ。
そして、今週のトップは、「I社」。
この店舗も、この企業の最新店舗と言える。
そして、このエリアで最強の店舗スタッフで運営されているのではないか。
入口付近での果実酒とそうめんの展開から始まる。
野菜のお買い得品の積み込みなど、売りを落とさない展開をしている。
そして、鮮魚のまぐろの展開だ。
先週は、「Y社」を最強と謳ったが、このエリアではここのまぐろの打ち出しが
最強だった。
鮮魚の男性スタッフも5名を数え、如何にも「男くさい」まぐろ売場、そして、
鮮魚売場だった。
“これほど生魚の品揃えを豊富に展開できる人材が羨ましい”
そう思えるほど、生魚の展開が充実している。
今後、鮮魚を活性化しようと思ったら、どうしても避けられない店舗運営であり、
参考にしていきたいと思った。
精肉その他に関しても、決して見劣りはしないのだが、どうしてもこの日の鮮魚
の活気には押され気味だった。
次に、「S社」。
好立地に位置し、週末の午後の最大ピークを迎えるにふさわしい品揃えと展開
をしていた。
やはり、取り立てて記載するほどの売場では無いのだが、一品一品が安心して
買える鮮度品質管理は素晴らしい。
更に、2階の衣料、ドラッグ類の品揃えもワンストップショッピングを確実に高め
る要素を含んでいる。
周辺の厚い商圏のまさに50代世代の普段の食材を賄うのに、何も不自由しな
い品揃えとレイアウトを有していると言える。
更に、この店舗は最新店舗に近い存在なのだろう。
商品陳列に、効率だけでは無く見栄えのする陳列方法を考えており、陳列技術
面にも目を向けた改善を図っている。
更に、惣菜ベーカリーでの掛け声販売等、少しずつ泥臭さが混じり込んで、店内
での活気も意識したマネジメントが図られているようだ。
更に、「L社」①。
店舗規模の小さい店舗で、生鮮の主通路もまっすぐ取れない不自由さがある。
しかし、狭い店内を上手くコンパクトにまとめ、品揃えを極端に絞り込む事無く
運営している。
この企業の生鮮は、どちらかと言えば、精肉に重点を置いているようで、牛肉
や焼肉セットなどは豊富にどこよりも負けない品揃えを意識しているようだ。
ただ、レジ台数が若干少なめかだったかなと思えた。
日曜のピーク時には明らかに不足するだろう。
最後は、「L社」②。
前述ど同企業である。
こちらは街中立地であり、2層式での立地となる。
立地の良さと曜日の良さから集客は図られていた。
前述の同社と同様に、特に大きな特徴は無く、スーパーマーケットのど真ん中
の売場作り、店内レイアウト、品揃え、鮮度品質を有している。
上述の通り、レジ台数が少ないが、平日の客数を考慮し効率を重視するとこう
なるんだろうなぁ~と考えてしまう。
しかし、「Y社」や「I社」のような、本まぐろに貪欲に挑んでいるような売場でも無
かった。
どちらかと言うと、ストア社員(パートさん)を中心にしたコストオペ―レーションを
重視した売場作りを主体に展開していると言える。
“負けない企業かもしれない”
この企業をみて、そんな事を想像した。
PS
上井草エリア②のMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kamiigusamrni/
| 固定リンク
「競合店」カテゴリの記事
- 自店を評価する(2022.07.02)
- 競合対策セミナーから(2022.04.23)
- 競合店の強みを叩く(2022.04.19)
- 生き残る力(2022.04.18)
- 競合対策で追うもの(2022.02.21)
コメント