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2011年5月13日 (金)

3年目の岐路

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、若手社員との面接で、熱く語った事。
 3年目社員の彼は、2年目の時から販売計画に携わってきた。
  
  「じゃ~、3年目の今年は何を目標において仕事に取り組んでいるんだ?。」
 そう尋ねられた彼は、回答に戸惑っていた。
   「目標?、えぇ~と、あぁ~と、そのぉ~?。」
  「要は、あまり考えないで3年目を迎えようとしているんだろう?。」
   「えぇっ!、えぇ~、その通りです。」
 無理も無い話だ。
 いきなり面接だ、と言われて、突然そんな話をされても戸惑うばかりだろう。
  しかし、私はこれから彼に、一番大切な話をしようとしていた。
  「いいか、3年目と言うのは一番大切な時期なんだ。初年度はお客様であり、
  我々も新入社員に多くは期待しない。2年目でようやく一通りの仕事の守備
  範囲がわかるようになってくるが、まだまだ一人前ではない。」
  「しかし、3年目という年代からは、我々の目も違ってくる。そして皆さんの仕事
  に取り組む姿勢にも変化が出てくるのだ。」
  「まず、我々は君たち3年目を、一人前の人間と見るようになる。周囲も後輩も
  3年目ともなればある程度任せられる仕事人として見るようになるだろう。
  更にお客様は君たちをプロの販売員として見るだろう。後輩も同様だ。」
  「しかし君たち自身の心構えはまだまだアマチュアそのもの。ちょっと仕事に慣
  れが出てきて、甘く見るクセもついてくる時期。しかし逆に、心構えを変えてプ
  ロとして妥協しない心を持つ者も出てくるのが、3年目だ。」
  「だから、3年目からそれぞれに人生が大きく変化してくものだ。その年代が
  3年目だと言う事だ。だから敢えて3年目の若手に言っている言葉がある。」
   「自分の仕事に、妥協するな!。」
  「全てにとは言わないが、いま自分が抱えている仕事、分野に対しては絶対
  に妥協するな。」
  「今までの延長で仕事をこなすか、妥協しないでギアをチェンジして高いステー
  ジに乗るかは、自分次第。初めは厳しいかもしれないが、一度波に乗ってしま
  うと、妥協しない生き方も意外と楽なもんだぞ。」
 3年目から、今目の前の仕事に対して、妥協するかしないか。
 いや皆妥協しようとして仕事はしていまい。しかし意識をして妥協しない姿勢を
 貫こうとするかどうかは、自分の意識しかない。
 他人からは見えない世界だ。自らの意識の中での葛藤に勝つかどうかだ。
  そして、その姿勢でこれからの1年間を過ごすかどうかで、今後の彼の人生が
  決まってしまうのだ。
 彼との面接の当初、2年目で販売計画に携わって彼は、3年目を甘く考えてい
 たように思ったから楔をさしたのだが、それが自分でも思わず熱くなってしまっ
 た。
 そして、どう妥協しないで仕事に取り組むかの、具体的な話に入った。
 それは、明日。




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