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2011年5月30日 (月)

ブレたパラダイム

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
震災以来、大きく変化してきた数値。
 その中でも、売上と利益の変動は、劇的だったのではなかろうか。
  直後は物不足から売上と利益が上昇した。
  ここにきて、売上が落ち着き、月間利益は安定。
 要因は、相変わらずの物不足からの、低値入での販売自粛。
 まして青果物などは、底値だが点数も拡大せず、粗利率は上昇するだろう。
 売上が低迷している企業でも、粗利額という利益面での数値状況は好調だと
 聞く。
  この状況から、今後のチラシ戦略と利益戦略はどう変化していくのか。
 これには、震災後から、何かが変わったからを見なければならない。
  基本的には、物不足は現状も続いていると言える。
 従来の豊富な物資供給の構図から、一部の原料や資材の不足に陥り、製品と
 しての安定供給がままならない状況は変わっていない。
 よって、チラシ構成上も、限定数量を入れたり、売価を上げたりしながら調整を
 図らざるを得ない状況が続く。
  それらを押してでも、従来のサービスや特売を復活出来ればいいのだろうが、
  商品の欠品を考えると、安易に売価だけ下げて品切れを誘い、お客様への失
  礼を誘発するわけにはいかず、各社ともチラシ内容はおっかなびっくりの状態
  が続いている。
 そんな中で、3月、4月の利益が算出し確定した。
  その構図は、売上安定、利益率上昇、粗利額拡大の構図が出来上がった。
 
 その構図を崩さず、売上上昇をどう図っていくかが、各社の思惑だろう。
 
  粗利額を安定確保しつつ、売上・点数拡大を図る。
 その構図が、とりもなおさず、競合対策になるからだ。
  自店で買っていただくことで、必然的に他店のお客様を引っ張る事。
 現状の構図から、どの利益を放出して、一番効率良く売上・点数を図るか?。
  その為に、いち早く回復させるサービスとチラシ内容はどれか?。
  この際、切り捨てるサービス・チラシ内容をどう選択するか?。
 この部分に早急にメスを入れ、決定し、意志統一を図って全社一丸となる。
 そこに、いち早く再生できる糸口があるのではないだろうか。
  従来からの販促で、月間で異常値を作るほどの売上のピークのある企業ほど
  今月の状況は厳しいらしい。
 カテゴリー割引や曜日で単品量販を実施していたところほど、この震災の物不
 足からの復旧の遅れが、もろに数値に反映している。
 要は、以前ほどその部分に集中した買い回りが無くなってしまったのだ。
  “どうせ使う物だから、この際買いだめしておこう”
 以前はそんな心理から、お買い得日に買いだめ需要が集中していたが、
 現在は、そんな心理も吹き飛んでしまったようだ。
  逆に、原発問題と節電問題、そしてその過程でのコスト削減と未来への備蓄
  への心理が大きく作用しているのが現状のような気がする。
 以前のような「買いだめ需要に集中させる」という売上拡大のパラダイムは復活
 するのだろうか?。
 そのパラダイムが崩れたとすれば、次にどんなパラダイムを確立すべきか?。
 更に、どんな階段を登って、どの目標地を目指すのか?。
  その部分の定石が少なからずブレてしまったようである。


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