ある、友人からの電話
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、ある友人から電話があった。
「おうっ、久しぶり!。今度そっちに行ぐがらよぉ~!。」
東北弁丸出しの、ガラの悪い音声が携帯に響いた。
本当に久しぶりに聞いた、これぞ東北弁!というズーズ―弁だった。
(*東北の皆さん、本当に失礼しました)。
彼は、以前の会社で私と同期入社の同僚だ。
入社以来の付き合いで、お互いの結婚式にも呼び合う仲でもある。
お互いに車好きで、よく山に走りに行ったものだ。
彼が長年赴任していた店舗は、今回の震災で地震と原発の問題で避難を
余儀なくさせられていた経緯がある。
これは以前のブログにも記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-ada2.html
築いてきた見えない信頼関係を、外部与件から断ち切られる悔しさは、経験し
た者でないとわからないだろう。
その後彼は、自宅近くの店舗で応援をしていたのだが、今回正式に店長として
私の地域の店長として赴任してきたのだ。
彼自身の社歴でも、北関東は初めての赴任地のハズだ。
当然不安もあるだろうが、従来の「お手伝い」から比べれば、自分の手腕を
ストレートに発揮できる店長職への復帰は、なによりだ。
そして、彼の赴任日に、店舗を訪れた。
引き継ぎの合間を縫って、10分程度顔を合わせた。
相変わらずの含み笑いを浮かべて、彼はやってきた。
顔を合わせて、たかだか10分程度の会話だったが、これから自分のお店へ
どうカラーを造っていくかのストーリーと自分の役割を既に理解して行動しよう
としている。
このスピード感は、流石である。
良くも悪くも、店舗の商品展開は、店長によって大きく変化し、
その結果としての業績も、変化してくるものだ。
特に店長としての態度と躾(しつけ)が、部下に必ず浸透するものである。
躾といっても、必ずしも身だしなみは清掃を意味するものではない。
陳列技術、販売計画、売場展開、仕事の仕方、競争の仕方、考え方、生き方。
店長が変われば、そこに必ず躾が生まれ、優先順位が変化してくる。
流れを起こし、流れを利用し、流れを加速させ、流れをコントロールしていく。
そして、その流れに、お店全体を乗せていく。
これが、店長の仕事、リーダーの仕事だ。
あと一月後に、もう一度来てみよう。
| 固定リンク
コメント