競い合う心
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前から、52週の計画反省の件は記してきた。
そして、一年間やり続けた結果、いろいろなものが見えてきた。
更に、この結果、いろいろな事が起こりつつある。
一言で言うと、私の手を離れて、部下一人一人が解き放たれていくようだ。
自分達が、実際に昨年造り上げた売場だから、尚更身近に感じるのであろうし、
その記憶から、今年の手の内が見え、先手を打てる環境になってきたのだろう。
あるチーフが私に言った。
「店長、梅の展開も、昨年の事例が残っているから、その反省を踏まえて今年
は更にバージョンアップして、よりよい場所で展開しましょう。もう既に、案は出
来ていますから。」
「ふぅ~ん、良いんでないかい。」
彼は既に、昨年の自分と競い合っていた。
なかなか自社の他店の展開が伝わってこない中で、昨年造り上げた自店の
販売情報は大きな力となるものだ。
そして、それをチェックすると、鮮明に昨年の苦い思い出が甦ってくる。
だから私は、初回から完璧は求めない。
まずは、レールを敷くこと。
そのレールを、毎回改善して造り上げていけば良い。
しかし、
そのレールを敷くこと自体が、相当の努力を要する事だからだ。
その上に完璧を求めたら、とうてい続かない。
そして2年目の今年。
毎週の計画を副店長主導に切り替え、新たな仕組みで継続していこうとしてい
る訳だが、一度体験した経験とは、これほど大きいとは思わなかった。
やり過ぎたか?、と思っていた昨年の売場が、更に今年は精度を上げて実施
されていく。
それは必ずお客様に伝わり、数値に反映される。
そして、部下は更に自信を深め、のめり込んでいく。
全ては、比較するもの、メジャーとして競えるものが出来たということ。
目標としても、更に、競おうとする場合にしても、ある一つの姿や基準があるか
ら、より具体的に、そこに近づこうと行動し努力できるものだ。
やはり、この商売は、分かりやすく姿に表して部下をまとめていく事が先決なの
だと思っている。
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