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2011年5月27日 (金)

グレープフルーツを仕掛ける

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、久しぶりにグレープフルーツを食した。

 1個77円で量販されていたルビーのグレープフルーツだったが、一回り大きい
 サイズだった為、食べたいという衝動に駆られたのだ。

  以前(3月頃)食べた時は、酸っぱさが強調されていたが、今回はどうか?。
  
 だいぶ、皮に赤みが混じってきており、甘みが伝わる色をしていた。

 休憩室で食後に皮をいたのだが、相変わらず酸味の強い柑橘系の匂いが立ち
 込めた。

  しかし、そのどぎつい色に反して、味は「酸」が抜けて美味しかった。

 1月~2月にかけて、スィーティーを好んで食していたが、その甘みに近い味に
 なってきていた。

  そして、想った。

  “これは、売りだな!”

 早速、青果チーフにその事を話した。

  「私の美味しいを思っていました。酸が抜けてきましたよね。」

   “おぉ~、しっかり味を見てるじゃん”

  「よし、じゃ~、週末に最後のグレープフルーツ祭りでも仕出かすか?。」

   「やりますか!、大玉サイズがいいですね?。」

  「そうだな、価格で売るのでは無く、一年で一番美味しい時期として売る訳だ
  から、価格よりも味と品質だ。よしっ、バイヤーに連絡だぁ~。」

 即、バイヤーに電話した。

  その話をしたら、バイヤーも即答した。

   「美味しいでしょう!。いよいよグレープフルーツも終盤期に入って、酸の抜
   けが始まり、食べやすい味になってきましたよ。」

  「よし、そうなれば話は早い。何かと話題の少ない今週末に仕掛けたいのだが
  どうだろう?。」

   「そうですね、今週末はその線で話題造りになるかもね。」

  決まった。

  更にその事を、果実の週間販売計画を立てている同僚店長に電話した。
  彼は、昨年私が担当していた52週の果実の量販計画を引き受けて継続
  している店長だ。

   「そう言う訳で、グレープフルーツを仕掛けたいとバイヤーに言ったら同意し
   てくれたので、今週はその線で行かないか?。話の流れは進みつつあるの
   で、後は君とバイヤーと各チーフで詰めてくれ。」

  「なるほど、了解です。輸入フルーツも少し飽きが出てきたので、その線が良い
  ですね。私から情報をまとめて送付しますよ。」

 スィーティーも終盤期に味が乗り、大いに仕掛けた。
 メロゴールドも同様に、終盤期、それも最後の最後に大爆発した。

  どちらの、大サイズの食べ応えのあるサイズが人気だった。
  今回も、27玉サイズで攻める場面だろう。

 そして、今週も、大きな歯車が回り始めた。


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