グレープフルーツを仕掛ける
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、久しぶりにグレープフルーツを食した。
1個77円で量販されていたルビーのグレープフルーツだったが、一回り大きい
サイズだった為、食べたいという衝動に駆られたのだ。
以前(3月頃)食べた時は、酸っぱさが強調されていたが、今回はどうか?。
だいぶ、皮に赤みが混じってきており、甘みが伝わる色をしていた。
休憩室で食後に皮をいたのだが、相変わらず酸味の強い柑橘系の匂いが立ち
込めた。
しかし、そのどぎつい色に反して、味は「酸」が抜けて美味しかった。
1月~2月にかけて、スィーティーを好んで食していたが、その甘みに近い味に
なってきていた。
そして、想った。
“これは、売りだな!”
早速、青果チーフにその事を話した。
「私の美味しいを思っていました。酸が抜けてきましたよね。」
“おぉ~、しっかり味を見てるじゃん”
「よし、じゃ~、週末に最後のグレープフルーツ祭りでも仕出かすか?。」
「やりますか!、大玉サイズがいいですね?。」
「そうだな、価格で売るのでは無く、一年で一番美味しい時期として売る訳だ
から、価格よりも味と品質だ。よしっ、バイヤーに連絡だぁ~。」
即、バイヤーに電話した。
その話をしたら、バイヤーも即答した。
「美味しいでしょう!。いよいよグレープフルーツも終盤期に入って、酸の抜
けが始まり、食べやすい味になってきましたよ。」
「よし、そうなれば話は早い。何かと話題の少ない今週末に仕掛けたいのだが
どうだろう?。」
「そうですね、今週末はその線で話題造りになるかもね。」
決まった。
更にその事を、果実の週間販売計画を立てている同僚店長に電話した。
彼は、昨年私が担当していた52週の果実の量販計画を引き受けて継続
している店長だ。
「そう言う訳で、グレープフルーツを仕掛けたいとバイヤーに言ったら同意し
てくれたので、今週はその線で行かないか?。話の流れは進みつつあるの
で、後は君とバイヤーと各チーフで詰めてくれ。」
「なるほど、了解です。輸入フルーツも少し飽きが出てきたので、その線が良い
ですね。私から情報をまとめて送付しますよ。」
スィーティーも終盤期に味が乗り、大いに仕掛けた。
メロゴールドも同様に、終盤期、それも最後の最後に大爆発した。
どちらの、大サイズの食べ応えのあるサイズが人気だった。
今回も、27玉サイズで攻める場面だろう。
そして、今週も、大きな歯車が回り始めた。
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