黒い箱
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ブラックボックス。
黒い箱の事では無い。
個人に隠された未公開の知恵、技術。
そのひとつひとつが、公開されていく事で、組織としてどれだけ販売技術が
向上するか計り知れない。
そして、それは場面場面によって無数に存在する。
要は、過去と同じ場面は絶対ないので、ブラックボックスを所有する人間でも
常に新たな局面を迎えて、自らのブラックボックスの中の回路を働かせ対応
する。
その回路が、重要なのだ。
結果としての売場作りとか売場の変動とかではなく、一連の流れの中での変化
の理由づけが知りたいのである。
以前のブログで、「ブラックボックスの一元管理」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-29d9.html
ごく少数ながら、トレーナーからのブラックボックスが明らかにされてきた。
各トレーナーが現在取り組んでいる課題等が、いろいろな形で表面化されてきて
いる。
商売とは、仕入れて売る。
基本中の基本だが、現在のチェーンストア方式のスーパーマーケットにとっては、
その役割を分担し、少数の仕入れ担当者と大多数の販売担当者に分割されて
いる。
効率的には最高の仕組みだが、そこに大きな落とし穴が発生する。
売り方が分からない仕入担当者。
商品が分からない販売担当者。
そのような組織にしたわけだから、当然の結果なのだが、
それが恒常的に続いていくと、お互いに集中力が弱まっていく事になる。
そこに、仕入れと販売を連動させるコネクション役が重要になってくる。
企業毎に呼び名は変わるが、そんな役割を担う人材に本来は全ての情報が
集中してくるものだ。
それらを駆使して、最適な仕入を販売を両立させる。
それが、現在のチェーンストアの販売の本質ではないのか。
その仕入れと販売のコネクションの中に存在するブラックボックス。
商品、売場、季節、世情を武器に、来るべき未来を見越して、今日の手を打つ。
重要な存在であり、そこから発信される情報は、企業の販売力の鍵を握る。
私は、最終的にはそんな情報の一元化を図っていきたいと思っている。
そして、確実な一歩を歩み始めたとも思っている。
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