安定志向・変化志向
皆さん、こんにちは。 |
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。 |
この震災で、大きく販売環境が変わった。 |
どんな風に変わったのか。 |
たとえば、季節的には「冬」から「春」への過渡期。 |
本来であれば、売場の変更も「冬」から「春」へ衣替えの時期。 |
しかし、まだ春になり切れない状況での震災。 |
そして、計画停電。 |
停電時の家庭は、「春」から「冬」逆戻り。 |
よって、「冬」型商品の需要が急速に高まった。 |
特に、電気・ガスに頼らないホット商材の需要が急速に高まった。 |
通常ならば、この時期に売り減らしして、次期「春」型商材の投入を待つ。 |
このようなタイミングを迎えて、それぞれの「安定志向」「変化志向」の考え方 |
が明確に現れてくる。 |
これは、我々店舗側にもあるだろうし、本部バイヤーの考え方にも現れる。 |
そして、個人個人によってその温度差は、-100度から+200度ぐらいの差に |
なって伝わってくる。 |
私は、こんな場面で、他人よりも一手の先手を打てるかどうかが、その個人の |
能力だと思っている。 |
そんな場面は、二度と戻らない。 |
その機を逃さず、手を出すか、指をくわえて眺めるか。 |
この差は、永遠の差だと思っている。 |
これは、誰も教えてくれないし、チャンスもくれない。 |
自らの経験で、そのタイミングを察し、そのタイミングに、サッと「手」を出す。 |
人は誰でも、安定を求めて組織編成し、仕組みを構築する。 |
そして、誰でも一定の成果の出せる仕組みを構築し、組織貢献する。 |
それが、普段の強い組織を作っていく常套手段なのだ。 |
しかし、今は「有事」。 |
こんな時は、安定志向から、変化志向に瞬間的に切り替えなければならない。 |
この状況に合せて、不安定に向かって変化の波に乗る勇気が必要だ。 |
せいぜい二週間の為に、敢えて変化志向に向かうか向かわないか。 |
その、「一手」「二手」が、どう数値効果に現れるか?。 |
そんな事を言っているのではない。 |
その姿勢の積み重ねが、自らの触角を養う訓練なのだ。 |
普段から、自らの感度を磨いておく、と言う事だ。 |
それは、普段では決して磨く事の出来ない砥石である。 |
今、この瞬間に行動するから、砥石の役目を成すのだ。 |
こう、書いている傍から、タイミングはどんどん逃げていくのだ。 |
| 固定リンク
コメント
てつろうさん、コメントありがとうございます。
やはり、「明かり」と「賑わい」は切り離せない関係だと思います。
「元気」な地域、「頑張る」地域。
元気な地域でどんどん消費行動を起こして頂いて、日本の景気回復に寄与していただきたいですね。
投稿: てっちゃん | 2011年4月 6日 (水) 07時33分
世の中は震災の影響で節電ムードがたっぷり漂っていますが大阪の天王寺だけは違っていた。ネオンが眩しいです。日本も西日本と温度差があるようです。
投稿: てつろう | 2011年4月 5日 (火) 14時48分