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2011年4月29日 (金)

ブラックスボックス

皆さん、こんいちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「この人の頭の中を、割って見てみたい。」

 そんな人がいる。

  “よくそこまで先を読んで、手が打てるなぁ~”
  “よくこの状況で、そんな発想が浮かぶなぁ~”

 まさに、感嘆する時がある。
 
 そんな瞬間の驚愕だけでなく、場面場面での個人の対応は千差万別だ。
 企業には、個別個別の場面での「マニュアル」が存在し、概ねの考え方や具体
 的な作業方法は、文書化や映像化されている。

  しかし、店長業やバイヤー業になると、マニュアルはあって無いに等しい。

 よく、店長になりたての頃は、

  “あの上司だったら、この場面を、どう乗り切るのだろうか?”
  “あの人だったら、この売場を、どう具現化するのだろうか?”
  “あの店長だったら、上司に何と言って説得するのだろうか?”

 等々いろいろ思い悩みながら、惑いながら部下と接し、売場を作り上司と接した。

  しかし、思い描く人のように、どうも自分で納得のいく決着からずれてしまう。

 これは、一人一人の仕事上の技術が、マニュアルという表面化されたものから
 離れて、一人一人の頭の中でブラックボックス化されているからだろう。

 このブラックボックスの中のいろいろなオリジナルな思考と行動がある程度体系
 化されてくると、そのくくり毎に「格言」や「言葉」になり、周囲との会話や報告事項
 として表出してくる。

  所謂、歴史の古い大企業で昔から存在する、「家訓」なるものは、そのような
  家主が成功失敗を繰り返しながら修得してきた「成功事例集」なるものなのだ
  ろう。

 それは、全ての場面に対応できるように表現されており、やがては「経営理念」
 なるものに置き換えられ、現場でも分かりやすく、一言二言で自分達の使命を
 言い表した言葉として代々伝えられていく。

 そこまで登りつめなくても、現場の最先端でお客様との格闘のなかでも、たくさん
 のブラックボックス化された知恵や工夫が現場ではうごめいている。

  “なんとか、それを、共有化できないか?”

 企業が強くなる、とはその共有化が浸透していく事だと思っている。
 
 そして、共有化するとは、何を共有化するのか?。

  「想い」である。

 ブラックボックスとは言っても、一人一人の「想い」の差で蓄積される内容は制限
 されていく。
 
  高い「志」と「想い」があるからこそ、個人のブラックボックスの内容に格差が生
  まれる。

 そして、いろいろな情報の共有化と言われるが、その本質は、「想い」の共有化
 に他ならない。

  表面化させるとは、その想いが「形」になっただけなのだ。

 そして、共有化に関して言えば、ネットやITの進化により、この分野に関しては
 一昔前の10年分のスピードで1年が進んでいるのだ。

  だから、大手や圧倒的にリードを許されていた企業レベルが追い付かれてしま
  う時代になってきたと言う事だ。

 しかし、いつの世も、人の「想い」に勝る結果は得られないと言う事である。




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