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2011年4月14日 (木)

希少価値

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
震災直後の物不足も、そろそろ解消されつつある。
 「ヨーグルト」「納豆」「牛乳」「乳酸菌飲料」「塩辛類」「練製品」等の入荷は、ま
 だまだ不安定だが、その他商材に関しては、概ね解消しつつある。
  そうして、不思議な現象は、
 上記カテゴリーが、昨年比で良い結果を残しているという事実。
 特に、「納豆」「牛乳」「塩辛類」などは、好調に推移している。
  “あれだけ品切れ状態で、よく昨年クリアしているなぁ~”
 世の中での希少価値が高まると、余計に食べたくなるのか?。
  希少価値。
 そこでしか手に入らない、「価値ある商品」。
  
 物が豊富な時代には、なかなか希少価値を創造することが難しかったが、
 こんな状況になって、希少価値という分野が急速に広がってしまった。
 上記商品群に関しては、それらの商品を有する事自体が「希少価値」として
 評価されてしまうような状況だ。
 震災前は、小売り主導での商品取引が定着していただろうが、震災以来、メ
 ーカー主導での取引に逆転してしまったかのようである。
 それだけ、商品供給がままならないカテゴリーがあるという事だ。
 いや、供給がままならないカテゴリーの陰に隠れて、間に合うカテゴリーも同
 様にメーカー主導に変化しているカテゴリーも発生しているだろう。
  そうなると、どうなるのか?。
 従来、買い叩いていた小売りほど、商品が回ってこなくなるという現象。
 それは当然だ。
 物余りの時代には、余った商品を引き取る業態が存在した。
 しかし、現在は余剰在庫となる商品は、ほとんど無い。
  流れても、他業態と同価格であるから、価格的優位性を保てない。
 まともな価格で引き取る企業に、商品が流れていく構図。
 例えば、冷食半額を常態として商売をしてきた小売りが、どう変化したか?。
  いつの間にか、通常価格の販売に切り替わっている。
 その他諸々の事象が、小売りの世界で起こっている。
 
  この震災。
 小売りの業態を、一度整理するかもしれない。
 そうして、本当に強い業態が編成されるかもしれない。
  それは、集荷力とコスト管理力と販売力の3つの力を合せ持つ業態だ。
 特に東北は、今後区画整理と共に、小売り革命が深耕していくと思われる。
 そして、それに引きずれられるように、周辺地域の中小スーパーに引き潮が
 やってくる。

  希少価値を持たない企業は、厳しい状況を迎える事となるだろう。



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コメント

トラマさん、コメントありがとうございます。
自分や自企業の「強み」を知る、と言う事は大切な事ですね。
それが、本当に「強み」なのか「弱点」なのかを相対的に競合と比較し、全員で共有すれば、一人一人の「意志」が入り、行動が変わると思います。

投稿: てっちゃん | 2011年4月15日 (金) 07時30分

希少価値を持たない企業は生き残れない。
どの分野にも言えますね。
自分たちの強みというものを
改めて見直した上で見込み客を絞れば
ウチのような小さい企業でも
まだまだ生き残れるんだな、ということを
いろんなジャンルの勉強会に参加して学びました。

どうしても同業他社と比較しても
自分らの強みよりも弱みばっかり気にして
自分らの存在意義を考え込んでしまったのですが
色々と書き出していけば
強みに転換できる事項があったんだな、と思いました。

投稿: トラマ | 2011年4月14日 (木) 09時55分

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