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2011年4月15日 (金)

「酒粕」・「掛川茶」その後

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
酒粕や掛川茶を仕掛けた。
 随分前の記事だったような気がする。
  
  その後、これらの商品は、どうしたのか?。
 結論から言えば、いつの間にか、無くなっていた。
 要はコンスタントに売れていき、現在は売場縮小にて残りを売っている状態。
「酒粕」はその後もバイヤーからの送込み等が続き、自店発注分と共に在庫
過剰状態が2月後半から続いていた。
  “やべぇ~なぁ~”
 しかし、今年の酒粕は、テレビ報道のおかげか、はたまた本来の動きなのか
 わからないが、2月後半に入り、「しもつかれ」需要が無くなってからも、日々
 少しずつではあるが売れていた。
  二の午の需要もあるだろうが、寒の戻りもあって3月でも需要は衰えない。
 これは、私にとっては新たな発見だった。
 酒粕をこの時期まで引き続いて量販してきた経験が無いからだ。
 通常はこの時期は、定番のみを残して売場縮小してしまう。
 競合他社を見ても、当店ほど在庫を持って売っているお店は無い。
 決して、誉められた事では無いと思うのだが、意外に動きが止まらない。
  “これぐらいの在庫があっても、結構売り切れちゃうんだ”
 新たな発見だった。
そして、「掛川茶」。
 お茶のカテゴリー割引を前に、勝負を仕掛けた。
 以前の動きから、グロサリーチーフと、約500袋の新たな発注を起こした。
  それ以前に、一週間に200袋の販売をコンスタントに記録していたからだ。
 お茶2割引きのカテゴリー割引(ひな祭りの3月3日)をチャンスと捉え、その
 後の販売数量も合せて、この機に500袋を仕入れて、売場を作ろうと企画。
 今までは、無くなっては仕入れを繰り返していた為、200袋入荷しても売場
 が満タン状態になることは無かったが、今回ばかりは話が違う。
 満タンプラス、サイドに箱積みしなければ売場に出し切れなかった。
 私が不在時に、副店長とチーフで品出ししていたが、流石に私もこの売場の
 ボリュームを見て腰が引けた。
 それほど、圧倒的な売場が出来上がっていた。
  “これで、売れない理由(わけ)が無い!”
 そう思わせる売場が出現。
  単品量販力がつく、と言う事は、このような事なのだろう。
 しかしそれでも、現在は、残り20袋程度の在庫で収まっている。
 若干予定より遅れての販売数量に鈍ってしまったが、それでもある程度適正
 在庫で収まってしまった。
  現在の「伝説の売場」は、九州産の非冷の漬物で展開している。
 更に、これも若干在庫過剰気味かと思っていた「生姜湯」。
 こちらも、震災後に売場を空けられる程度の在庫に収まり、現在は梅干しの
 売場に変更されている。
  暑さ寒さも、彼岸まで。
   

 いよいよ、身も心も、「春」へと突っ走っていきたいものだ。




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コメント

てつろうさん、コメントありがとうございます。
いろいろな視点を持って、現在のレイアウトを検討する。
大切な事ですね。
そして、大切な事は、実行してみる、やってみる事だと思っています。

投稿: てっちゃん | 2011年4月15日 (金) 07時33分

私はこんなふうに考えるのです。レジ前に調味料を陳列するのです。そうすればレジに並んでから思い出して取りに行く事もないのでしょうか。儲かる商品は取りやすく儲からない特売の商品は店の奥。ちょっと面白くしすぎました。

投稿: てつろう | 2011年4月15日 (金) 03時14分

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