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2011年4月25日 (月)

上里エリアMR①

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
上里エリア。
 国内最大のチェーンストアが手掛けるショッピングセンターがある。
 更には、リージョナルチェーンが手掛けるショッピングセンターもある。
 そして、成長著しいディスカント最王手も存在する地域。
  更に、翌週には、リージョナルSMが手掛けるセンターも紹介する。
 そして、その中にあっての食品スーパーとは、如何なる存在で、お客様に
 とっては、どんな存在であるべきなのかを問うてみた。
 よって、二週連続でお伝えしたい。
まずは、「I社」とその中に入居する「B社」のセンター。
 しかし、このショッピングセンターは、閑散としていた。
 規模も最新の入居数が無く、周辺のショッピングセンターに押され気味という
 ハンデもあるだろう。
 外食ゾーンもほんの数店舗しかなく、これでは食事を兼ねた来店動機も厳しそ
 うだ。
 更に、その外食ゾーン内も、テナントが集まり切れないようで、スペースはある
 ものの、出店されておらず、なんとも寂しい限りの状態だ。
 そんな状態であるゆえ、その中に入居する「B社」も同様に、来店客数は厳しい
 状態と言える。
 週末型の店舗なのだろうが、それでも厳しさは伝わってくる。
  “食品スーパーとは、このような立地には出店すべきではないのではないか”
 要は、週末の吸引率の高い場所への入居に対して、普段のお客様の来店動機
 には何一つ役だっていないと言う事だ。
 更に、この企業の良さは、より住宅地に近い存在としての統一性にある。
 しかし、この店舗に入居してお客様の支持を得るには、このフォーマットを崩さな
 ければ、お客様には支持されないと思われる。
 その証拠に、次週以降登場してくる単独店舗の「B社」のほうが、よほど集客し
 ている。
 それは、この企業の立地と役割がマッチしているかどうかなのだろう。
次は、「B社」。
 リージョナルだが、グループ企業内でのショッピングセンターの出店には定評が
 ある。
 また、独自のフォーマットを有して、価格訴求と品揃えを武器に店舗拡大してき
 たという成功事例を有する。
 そして、前出の「I社」のショッピングセンターと比較した場合、より住宅地に近い
 という立地の良さと、普段に近いテナント群とのマッチングから、集客力は高い
 と思われる。
  しかし、・ ・ ・ 。
 この震災による、物不足。
 その影響をまともに受けているもの、この企業だ。
 生鮮品はともかく、グロサリー商材の品揃えは、厳しい状態だ。
 なぜ、ここまで集荷が厳し状況に陥っているのか?。
  普段の商売の仕方が、ここにきて如実に現れているのだろう。
 商品の絞り込みが、入荷、未入荷を更に明暗をくっきりさせ、更に間延び感を
 増幅させ、売場を閑散とさせているようだ。
 そうなってくると、せっかくのショッピングセンター方式でのワンストップショッピン
 グの形態が成り立たない。
  “やはり食品は近場のスーパーで事を成すか?”
 そんな声が聞こえてきそうな、売場の状態だった。
最後は、「T社」。
 2フロアに、食品と衣住関連を納めるディスカウント。
 しかし、ここでも、更にグロサリーの集荷の厳しさが漂っていた。
  “このような物不足の状況では、このような業態には商品が流れないのか?”
 そう感じてしまうほど、飲料関連、納豆、ヨーグルト、紙類の品揃えだ。
  しかし、・ ・ ・ 。
 ここに入居する生鮮のテナント群は、強い。
  特に鮮魚が魅力的だ。
 品揃え、その考え方、そして打ち出しの仕方等々。
 しっかりした品揃えをしながら、市場連動のお買い得を明確に打ち出し、
 とはいっても品質を落とさず、ワンストップショッピング性を損なわない商売。
  精肉も面白い。
 肉を知っているお客様なら、魅力を感じる売場だろう。
 
 この周辺の生鮮売場の中では、一番魅力を感じた売場である。
 そして、キーテナントの「T社」の品揃えの厳しさ。
  絶妙のバランスで店舗展開をしていくことの難しさを感じてしまう今週だった。
PS

 上里エリア①のMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kamisatomritiiti/

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