入間エリアMR①
皆さん、こんにちは。 |
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。 |
震災から3週間。 |
関東西部の入間エリアをMRしてみた。 |
今回の震災では、大きな影響は無いにしても、停電や商品入荷の面で大きな |
影響が出ていると思われる。 |
売場展開の良さというよりも、この非常時に、どんな企業姿勢で臨んでいるのか |
をMRしてみた。 |
まずは、「Y社」。 |
入間の新興エリアに出店する「Y社」。 |
この先500メートルに後述の「Y社」が控える競合エリアといえる。 |
単独店舗ではあるが、生鮮のしっかりした品揃えと展開力から集客力は高い。 |
特に青果の陳列技術は高く、平台サイドの考え方と展開は他社をリードする。 |
鮮魚、精肉でも、惣菜の考え方をベースにした商品化(手間をかけた味付等) |
が特徴的であり、「どう食べるか」を提案していく姿勢は学ぶものがある。 |
ただ、どうしても価格面でのデメリットもあり、圧倒的な集客力には結びついて |
いないようだ。 |
次に、「Y社」。 |
7&iグループ企業。 |
店舗規模は約400坪程度で小型店と言える。 |
この店舗の特徴は、店舗レイアウト上から、入口から果実で入るが、野菜が |
店舗中央に配置され、お客様の買い回りに支障をきたしているようだ。 |
野菜を購入していから各部を買い回るという、日本人の客導線に親しんだ方が |
このお店で買い物をしようとすると、違和感を覚えてしまう。 |
この店舗の「鮮魚」の力とそれなりに有しており、お造りの商品化技術等は悪く |
ないが、お店全体のバランスは決して良くは無く、接客面でも再教育必須か。 |
更に、「A社」。 |
同敷地内にテナント群を有し、ショッピングセンター形式を取る立地。 |
集客力を活かして、店舗規模も800坪程度を有するが、持て余し気味。 |
震災時の未入荷商品と相まって、どうしても広さを感じてしまう。 |
また、②の「Y社」と比較すると、生鮮食品の考え方が大きく違い、味付け商品 |
群は一切無い。 |
手間をかけずにすぐ食べて頂く、というMDが「Y社」の軸とすれば、「A社」の場 |
合は、素材の調理はお客様ご自身の発想で、という軸で固定しているようだ。 |
それだけ、「A社」は効率を重視した店舗運営と言える。 |
最後に、「M社」。 |
規模300坪程度の小型店である。 |
通常のこの企業の平均が600坪とすれば、ほぼ半分の規模の店舗。 |
どうしても品揃えやレイアウト上で不便を感じてしまう。 |
レイアウトも青果が狭く、品揃えや単品量販に弱いレイアウトとなっている。 |
この企業の特徴は、「価格」であり、それ相当の規模を有して集客を高めたい |
ところだが、難しいところだ。 |
PS |
入間エリアMR①の写真を載せました。どうぞ。 |
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