入間エリアMR②
皆さん、こんにちは。 |
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。 |
先週に引き続き、入間エリアのMR報告です。 |
思うように商品入荷がおぼつかない状況。 |
更には計画停電等で、電力の節電協力など、個々の企業格差が顕著に現れて |
きている。 |
そんな中で、売場や展開だけでは無い商品調達力や節電実施状況なども各社 |
それぞれの考え方の違いを見るにつけて、考えさせられる。 |
また、どの企業とも4月に入りチラシが復活してきており、折り込みのチラシ戦略 |
も、各社各様な商品選定が見てとれる。 |
まずは、「B社」。 |
「B社」と後述の「Y社」の競合関係は、ここでも行われていた。 |
この店舗も比較的新しい店舗のようで、この企業のスタンダードなレイアウトを |
踏襲していた。 |
やはりこの地域では価格を強調したチラシ戦略であり、その効果通り個の日も |
順調にお客様は来店されていた。 |
人員的にも効率化を進めているようで、サービスカウンターを中心にした店長の |
動きも気を許さない感じを受ける。 |
売場作りも、エンド中心に効率化を図った展開であり、単品量販の商品の積み |
方も、一度売場を作ったらあまり手をかけないような陳列が特徴であり、相当コ |
スト管理が図られているようだ。 |
この企業が唯一人員を投入しているのは、「惣菜」ぐらいだろう。 |
それ以外の売場は、ほぼ全社同一の売場展開である。 |
ちなみに、水の2Lの品揃えは、このエリア全ての店舗の中でこのお店だけが |
品揃えをしていた。集荷力の差なのか。 |
更に、「Y社」。 |
小さな駅に面した店舗であり、歴史のある店舗らしい。 |
しかし、前出の「B社」とは逆に、商売人が存在する店舗である。 |
「Y社」としても古いお店のようだが、売上規模は侮れないだろう。 |
青果の商品展開も、袋売り用の商品をメインで販売し、バラ売り用はあくまでも |
補完的な品揃えに徹し、販売金額を稼ごうとする売場造りが中心だ。 |
また、各売場での掛け声等も活発であり、節電協力による店内の暗さをはねの |
ける活気が店内をこだまする。 |
このお店には、ある種の「温かさ」を感じた。 |
それだけ、この地域に溶け込んでいると言える温かさである。 |
更に、青果から、鮮魚、精肉、惣菜に至るまでの生鮮のボリューム感や鮮度感 |
は統一されており、バランスの良い一つの店舗としてまとまっている。 |
最後は、「A社」。 |
先週レポートした店舗同様に、同敷地内にテナント群を有してショッピングセン |
ターとして立地している。 |
先週の店舗同様に、やはり広い店内を持て余し気味ではあり、生鮮は素材の |
単品をベーシックに展開するオーソドックスなスーパーマーケットである。 |
効率を重視した品揃えと売場展開手法で、コスト意識も高く、サービスカウンタ |
ー周辺での店舗運営者のキビキビした行動が目に付いた。 |
しかし、前出の「Y社」とは180度店舗運営の考え方が逆であり、買い物のつい |
で買いを誘う「関連販売」等の考え方はほとんど無い。 |
如何に売場を簡潔に完成させ、お客様の邪魔になる関連販売等は絶対に突出 |
しせずに定番のみで販売する。 |
そんな思想が見えてくる。 |
PS |
入間エリアMR②の写真を載せました。どうぞ。 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/irumamrni/ |
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コメント
てつろうさん、コメントありがとうございます。
買う側の立場がより鮮明に見える事が大切ですね。
そして、今の現状に痛みを感じなければ、行動に移らない。
現状を守ろうとしたら相手の立場は絶対に見えない。そんな風に思っています。
投稿: てっちゃん | 2011年4月19日 (火) 07時18分
いかに買う側の立場で物を売っているお店は流行っています。それは安いとか店が綺麗とかではなくなにか違う感覚がある。イケメンの店員に優しく声をかけてくれるとうれしいから(笑)でもやってみる価値アリですぞ。
投稿: てつろう | 2011年4月18日 (月) 10時59分