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2011年4月 4日 (月)

高崎(箕郷地区)エリアMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今回も、震災前のMR記事です。ご了承ください。


高崎エリアの中でも、より高台にある箕郷地区にも足を伸ばしてみた。

まずは、「T社」。

 先週も触れたが、このエリアでの価格リーダーとして完全にリードしている。
 特売でも「キャベツ」「レタス」「きゅうり」の価格は群を抜いて安い。

 しかし、野菜や冷凍食品の価格だけでお客様が集中して来店されるのかと言え
 ば、そうでは無いようだ。

 新規出店エリアでもあるのだろうが、この価格でのアドバンテージだけで圧倒的
 な集客を図られていた訳では無かった。

  常に安いという「安心感」と、常に安いという「倦怠感」。

 お客様は、そのどちらの意識も持ち合わせている、と言う事なのだろう。

次に、「F社」。

 前出の「T社」の価格戦略に押されているようだが、それでも住宅地に隣接してい
 る分だけ、「T社」よりも地元のお客様の利用があるようだ。
 しかし、価格面での「T社」への競争心は無かった。

  競争心が無くなると言う事は、その他の営業面でも競争意欲が薄れるのだろう
  か。

 以前の「高崎エリア」で見たF社の店舗とは違い、どうしてもアラが見えてしまう。
 この地域でのドル箱的環境が、競合出店に際しても、「危機感」に変化することな
 く今に至っているのだろうと思う。

そして、「M社」。

 ナビに乗っていた為、ついでに登録しておいた店舗だった。
 そして、道すがらのついでに寄ったコンビニの延長のような規模の店舗だったが
 、今回のMRはこのお店に凝縮されたような店舗だった。

  このような手作り感の塊のようなお店は、私は初めてだ。

 手作り感は、媒体だけに留まらず、品揃えは商品化にしっかりしたコンセプトが
 存在することが、すぐわかる。

  安心して、更に美味しく、食して豊かさを感じて頂く食材。

 その為に、妥協せず、手間暇かけてお客様に提供する。
 それが、このお店のコンセプトだ。

 この日は「大安」。
 そして、大安にちなんで品揃えされたこだわりの「赤飯」。
 惣菜売場では、このことがカセットテープで流されていた。
 更に、手作りのスゥンドゥブゥが品揃えされていた。

  そんなこんなの、一度は食べてみたい食材がそこらかしこらに陳列されている。

 “こんなお店が、あったのか?”

 こんなお店が、関東の都市部に展開されていたらどんな反応を示すのか?。
 可能性を試してみたい店舗である。

更には、「A社」。

 店内の内装は、アーバンタイプ。
 しかし、店頭の野菜や果実の販売からすでに泥臭さが満開だ。
 そして、店内に入っても、それは継続されていて、野菜、果実はプロの手が入っ
 ているような品揃えである。

 更に、精肉の商品化と品揃えも、焼肉のアイテムを強化しており、一味違う売場
 を展開している。

 チェーン展開しているとは思えないが、オリジナリティー溢れる店舗である。

最後は、「S社」。

 大手チェーンが、「ウォルマート」資本を受けて改装した店舗だが、規模が小さす
 ぎる。

 更に、店内には人の気配が感じず、この規模でこの地域で触れあいを感じない
 店舗では、魅力は半減だろう。

 この規模の店舗で、賑わいを出せない店舗では、明日は無いと思う。

先週に引き続き、高崎エリア周辺をMR。
そして、「M社」のような個性的な店舗を発見出来たことが、今回の収穫だった。

PS
 高崎(箕郷地区)エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/takasakiminogoumr/



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