GWを考える
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
“今年のゴールデンウィークは、見えねぇ~なぁ~”
正直な感想だ。
昨年までならば、お店の状況に合わせながらもある程度のパターンが見えて
いた。
前半~バーベキュー、中盤~こどもの日、終盤~母の日
どんな地域でも、概ね上記のようなパターンを組み、そこから先は店舗の特性
に合わせて具体的な商品計画に入る。
しかし、今年は、・ ・ ・ 。
イエナカ行動が大幅に増えるだろう。
だから、スーパーにとっては大いに追い風が吹くだろう。
震災直後のお客様の行動を見れば、今年のゴールデンウィークの需要動向
が見える。
家の中での生活とは、3度の食事の支度をスーパーで調達するという事。
それは、一回の買物単価が1.2倍に増加すると言う事だ。
更には、普段バラバラに摂る食事、特に夕食が日々一緒になり、多少手の込ん
だ御馳走になる。
そして、この時期の気候を考えれば、涼味類の需要が一気に高まり、例年以上
に涼味に手を加えた「ちょっと豪華な涼味メニュー」の需要拡大は必須だろう。
例年なら外出先で、リゾート気分を味わい家族での一体感を得ていたゴールデン
ウィークも、今年は自粛ムードがどうしても漂う。
外泊しないまでも、イエナカでのリゾート気分の高まりを、どう取り込んでいくかが
今年の各家庭の主婦の知恵の出し所であろう。
そうしたら必ず、仕掛けた店舗ほど、高い反応が返ってくると言う事だ。
イエナカリゾートの実現を満たしてくれる店舗であり、売場に集中すると言う事。
従来は、前半のバーベキュー需要と後半の母の日需要以外は、どうしても的を
絞り切れずに中盤戦の3連休への対応が見えてこなかったが、今年は明確に
「こどもの日」の需要の掘り起こしが成功するだろう。
こどもの日の「謂われ」「飾り」「御馳走」。
そのようなテーマを売場全体で表現出来れば、3連休の需要拡大を取りこぼす
事は無い。
昨年までは、この3連休は夜の引けの早さが課題だったが、今年は惣菜や刺身
の夕方~夜までの需要をしっかり読み、提案していけば必ずプラスαの売上が
享受できると思われる。
昨年との大きな違いは、こどもの日までの3連休の売上動向である。
ここに大きなウェイトを置いて、数量計画を立案していきたいと思っている。
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コメント
てつろうさん、コメントありがとうございます。
どんな情報を集めても、最後は「アナログ」的な「感」で判断するのが一番正確ですね。
「感」を磨く。
経験を積む目的。それは「感」を磨くことそものもだと思います。
投稿: てっちゃん | 2011年4月23日 (土) 22時16分
GWの予想が難しいのなら素直にお客様に聞いてみる。でもどうやってきけばいいのか?パートさんに頼んで聞いてもらうのは?周辺の行事をチェックしたりイベント情報を調査したり。アナログ作業をしてもいいと思いますが
投稿: てつろう | 2011年4月23日 (土) 20時25分