停電デビュー?
皆さん、こんにちは。 |
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。 |
“今日は、午後から帰れるな” |
そんな日があった。 |
店舗の計画停電が、12時20分~16時で予定され、実際に停電が発生し、 |
その後の再開店から一時間が経過し、ある程度落ち着いた状態になった時 |
だ。 |
そして、副店長と打合せ後、帰宅した。 |
自宅に戻ると、なにやら慌ただしくなっていた。 |
「今日は早く上がれたので、帰ってきたよ。」 |
「ありゃぁ~、これからこっちが停電なのよ。6時20分から10時まで。」 |
「えっ、店で停電で、家でも停電か。停電づくしの一日だなぁ~。」 |
「早速、息子が風呂に入っているから、その後に入ってね。」 |
「夕飯はどうすんだ?。」 |
「もう、出来てるわ。肉じゃがと焼肉よ。」 |
まだ5時30分だというのに、風呂に浸かった。 |
久しぶりに、ゆっくりと長めの風呂に浸かっていると、ウトウトしてきた。 |
そして、チューハイのおつまみで買ってきた「牛肉のハラミ」を焼いてもらい |
飲み食いしていたら、目の前がグラグラしてきた。 |
チューハイ一本も飲んでいないのにだ。 |
“いつになく、酔いが早いな” |
そうこうしている内に、6時30分を回ったころだろうか、全てが消えた。 |
いつの間にか、女房がろうそくに火を灯していたおかげで、暗闇にはならず |
に済んだのだが、これが無ければ、文字通り一寸先も闇の世界だ。 |
「あなたは、家での停電は始めてかもしれないけど、私らは何回か経験済 |
だから大丈夫よ。」 |
そう言って、息子と慣れた手つきで食事を始めた。 |
この状況になったら、ろうそくしか無い。 |
懐中電灯でも良いのだろうが、電池ももったいなく、部屋全般の明るさを考え |
たら、ろうそくに限る。 |
暖房も無く、寒くて暗い部屋で、家族3人が寄り添い食事と会話をする。 |
“たまには、いいか” |
そう思いながら食事をしていたら、トイレに行きたくなった。 |
「あっ、これ持って行って。」 |
渡されたのは、小皿に入ったろうそくだった。 |
「よくこんなものがあったなぁ~。」 |
「欲しいものは出てくるものねぇ~。目の前にいつの間にかあったの。」 |
それを片手に、トイレに入った。 |
そして、用を足して、いつものように水を流そうとしても、一向に流れない。 |
「あなた、流れないわよ。そこに貯めといた器の水を流して。」 |
「えっ、どうやるんだ。」 |
「こうやるのよ。」 |
そう言って、女房はその器の水を、一気に流し始めた。 |
手慣れたものだと、関心した。 |
「あなたは、今日が『停電デビューね』。」 |
店舗での停電は何度も経験したが、家での停電は、今日がデビューだった。 |
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コメント
てつろうさん、コメントありがとうございます。
いろいろな理由から、生姜は積極的に販売していこうと考えております。
今後とも、よろしくお願い致します。
投稿: てっちゃん | 2011年3月24日 (木) 07時36分
初めまして。てつろうと申します。生姜の新規開拓の為いろいろ検索していましたところ、こちらのブログにたどりつきました。私は富山県在住ですが縁があり高知の会社に転職した44歳の男です。元スーパーの店員もしておりました。震災後いろいろ大変ですがこんな時だからこそ逆にチャンスだと考えております。乱文ですいませんでした。失礼いたします。
投稿: てつろう | 2011年3月24日 (木) 03時07分