パラダイムが変わる
皆さん、こんにちは。 |
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。 |
震災以来、お客様の買い物志向が急激に変化し、数値面では好調を推移。 |
しかし、素直に喜べない。 |
それどころか、数値にこだわるタイプなのに、今月の昨年比すら記憶に無い。 |
なぜか?。 |
努力の結果では無いからだ。 |
震災という大変な事態に際し、世の中の異常事態にあって、自らの「策」が |
結果に直結しているわけではなく、それとは程遠い、外部要因に起因してい |
るからだ。 |
この反動は、必ず、来る。 |
そんな恐怖感もあるが、やはり「策」を打てないもどかしさが溜まってきた。 |
「地域に貢献する」 |
震災時には、そんな使命感を持って誇り高い気持ちが高揚としていたが、 |
最近は、日々の仕事に面白みを感じない。 |
“営業出来るだけでも幸せだろう!” |
その通りだ。その立場に立てない方も多くいるのに。 |
でも、日々「計画停電」に振り回され、入荷した商品で売場を作り商売をする |
事自体が、自らの仕事感には無かった経験だった。 |
これは、決して「計画停電」を否定し、節電により被災地の方の復興に協力 |
していくことを否定している事ではありません。 |
あくまでも、自らの「仕事感」を語っているのです。 |
与えられた店舗、与えられた部門と売場スペース、そして自ら「策」を講じ商売 |
をしていく。 |
その過程で、対競合対策や各種サービス、そしてチラシ戦略。それらの総合 |
的な結果としての、数値。 |
その与えられた範囲の広さが、限定されてしまう事への息苦しさ。 |
以前のブログに、「一生一度の場」を記したが、この窮屈さもその「場」なのか。 |
であれば、この事を通しながらも、自らの手の平にどのように乗せていこうか。 |
そうやって、一つ一つ、この環境を自らの手の内に納めていく作業が、今後 |
の本当の仕事になってくるのだろうか。 |
どこまで、以前の仕事感を満足させる状況に戻るのだろうかと考える事では無 |
く、如何に仕事感を満足させるレベルに自らの意志で戻していくのかを、行動を |
通して実現させていくことが、今後の本当の仕事になっていくのだろう。 |
そういう意味でも、パラダイムが、また大きく変化してくのだろう。 |
そのパラダイムの変化を現実に目撃出来るということか。 |
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コメント
てつろうさん、コメントありがとうございます。
安心しきったら、人間、そこで終わり。
いつまでも、どこまでも、目の前の状況に疑問を持ち、部下と共に解決策を探り、検証する。
そんな仕事観を持ち続けたいですね。
投稿: てっちゃん | 2011年3月27日 (日) 07時00分
人は悩みながら成長する生き物なんですね。私もスーパーにいた頃は悩みながら仕事をしていました。
投稿: てつろう | 2011年3月26日 (土) 12時07分