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2011年3月18日 (金)

一生一度の場

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
翌日になって、詳細が分かってきた。
 北日本一帯の状況、周辺店舗の状況等。
 自企業の中でも、数店舗は営業出来ない状況だった。
 前日の中では、携帯はもとより固定電話も通じない状況だったが、
 本日からは、固定電話はなんとか通じる環境になってきたらしい。
 しかし、道路等の不通や取引先の甚大な影響により、入荷商品が限定されて
 きている。
 更には、カップ麺、米、パン等の簡便商材が欠品状態に陥ってしまう。
 簡便商材の動きは、惣菜やベーカリーに顕著に現れてくる。
  そして、開店直後からのお客様のラッシュ。
 本部周辺の影響も甚大だったらしく、店舗状況に対しての店舗対応がなかな
 か軌道に乗らない。
 これは致し方無いことだろうと思う。
  本部に「電気が通らない」「電話が通じない」「受発注が出来ない」。
 店舗が独自の判断で店舗運営を強いられる場面が頻発する。
  “これから、どうする”
 地震の当日、翌日は、ほとんどをこの事で終始した。
 そして、チーフミーティングを招集した。
  「今、この現状は、一生に一度の出来事だ。もう二度と経験しないことを目の
  前にしている。ここから先は全て目の前の状況に対して、自らどう考え、どう
  行動するかにかかっている。ここで引くか引かないかだ。どうせ通る道ならば
  逃げずに進むだけだ。」
  「更に、この状況で最優先する事は、店舗として一丸となる事だ。部門単位の
  マネジメントから店舗優先のマネジメントを優先してくれ。この状況での最優
  先は、レジとグロサリーだ。とにかくこの2部門に人員を最優先で投入し、お客
  様に迷惑をかけない店舗運営をしていくぞ。」
 当初は、特売商品等の欠品に対して、やはり敏感に反応してしまう。
 現状での未入荷の説明や出来る限りの価格合せ等を行ったが、在庫もすぐに
 底をついてしまう。
 以前のブログにも記したが、この時のお客様は本当に冷静だった。
 文句ひとつ言わずに、淡々と買い物をしていってくださる。
 欠品商品の有無を聞かれたお客様に、この状況での未入荷を伝えると、
 納得して他の買い物をしていかれる。
  “このお店は、このようなお客様に支えられていたんだ”
 中には、励ましの言葉をかけてくださるお客様もいる。
 本当に嬉しいことだ。
  “俺の本来の仕事は、このような地域のお客様に喜んでいただけることだ”
 当面は、売上志向から脱却して、お客様志向に完全に切り替えて店舗運営し
 ていこう。
 普段は違うのか、と言われれば、そうではないのだが、この時ばかりは売上を
 度外視してでも地域の貢献を最優先に考えるべきなのではと思った。
 更には部下たちも、この状況の意味を良く理解し、臨機応変に対応してくれる。
 休日変更等の対応で、目の前のイレギュラーの処理と対応を積極的に実行し、
 更には、店舗運営優先の人員援助等も惜しまなく実施してくれた。

  このような諸々の展開が、私にエネルギーをくれるのである。

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