年末商戦顛末記
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
年末商戦が終わった。
さて、皆さんは、お客様からどう評価されましたか?。
特に、30日~31日の二日間は、食品スーパーにとっては最大の「ヤマ場」。
一年の総決算としての、修業の場でもある。
そして、私の年末は?。
期間計(29日~31日)で見れば、きっちり帳尻の合う結果で終了した。
この中の30日、31日の二日間に集中するだろうとは思っていた。
そして、予測通り、30日からの爆発は異常だった。
なぜ?。
高速道路の1000円効果が無い今年は、行楽よりも家中や帰省に集中したの
か?。更には天候もしぐれがちで、朝からの集中を誘ったのだろう。
いわゆる、年末準備用品の動きが開店から集中した。
思わず、おせちのかまぼこなどは、早々に追加しようかと思ったほどだ。
実際に、生蕎麦は主力単品の31日納品分を、当日納品数量の倍に追加した。
しかし、これが後になって、後悔することになるのだが。
更に、この日(30日)は、いろいろな方が、私を訪ねて来てくれた。
(私目当てではない方もいたと思うが)。
競合店のトップの方、ブログコメンターの方、取引メーカーの方、
かっての鮮魚の同僚等々。
いろいろな意味で、この二日間とは、我々にとって「ここぞ」の場だが、
人との出会いの場でもある。
見られる「場」でもある。
来店されるお客様も集中する日だが、外部の関係者の来店も大いにあり得る
時期なのだろう。
そして、最大のヤマ場である、31日の到来。
天候は昨日よりは暖かくなったものの、朝からのラッシュは止まらない。
しかし、午後2時には昨年通りに落ち着いた。
しかし、
お刺身の盛り合わせへの集中は止まらない。
お刺身売場をカメラに納める場合では無かった。
毎年の事だが、28日~30日は、徹底して「おせち」に関わることにしている。
それは、おせちの回転が異常に高まる期間だからだ。
地域や店によって異なるが、おせちのカテゴリーの期間計の売上で数百万に
達する商材だ。それも年に一度のヤマが到来する。
在庫管理、売場管理、追加異動の判断等、その年の年末動向を占う商材
の動きが、このカテゴリーには詰まっている。
昨年のブログにも記したが、私は、かまぼこの動向から年末を占う事にしてい
る。
そして、30日で、おせちにある程度の「カタ」をつけた私は、31日は鮮魚に関わ
る事にしている。
それは、鮮魚の最大の花道が31日であり、その中でも盛り合せの売場作り
は、正に「修業の場」。
この日の為に、鮮魚マンは「腕」を磨き、この花道に備える。
鮮魚にとって、この日の売上は、自らの修業の評価として、深く胸に刻む。
その大切な日に、店長として、関わる。
品出しを手伝うだけなのだが、それでも彼らにとっては大いに頼りになる。
猫の手も借りたい時だからだ。
そうして入り込んだ鮮魚だったが、あまりの盛り合せの集中に、売場が決まら
ない。
店舗の違いやその年の動きの違いもあるだろうが、ここまで集中するとは思
わなかった。更に、えびやかにまで動き出した。
“ここまで鮮魚に集中するのか?”
スーパー大好きママさんも、今年は31日にお刺身を購入する事にしたと自身の
ブログで記していたが、お客様の買物行動が、極端にそのように変化したのだ
ろうか。
鮮魚の製造能力や段取りにも課題は残るものの、これだけ売場が白い状態
(品切れ状態)が続くのを、私は久しぶりに見た。
そんな状況でも、私が一番こだわる31日は目標に届かなかった。
そして、課題の大いに残る大晦日を終え、その事で、次年度の伸びしろの多さ
も見えてきた年末顛末記となった。
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