制服
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近、取引先の銀行に変化が表れた。
女子行員が、制服を着始めたのだ。
それだけ聞けば、取り立てて記事にするほどの事でも無いのだが、
今までは、私服で仕事をしていたのが、いつの間にか「制服」に変わっていた。
そして、私は思った。
“制服には、不思議な「力」があるんだなぁ~”
いつも制服を着て仕事をしている姿を見なれていれば、気づかない事が、
「私服」から「制服」に変わった途端に、いろいろな事が見えてしまう。
私服には、個人のフィット感と落ち着き感を高める効果が高いが、
制服には、個人の格差を縮め、躍動感を高める効果が高い。
私服で働いていた頃は、個人個人が自らフィットする私服を着用している為に、
個人がその服に馴染んでおり、実に違和感が無く、仕事をされていた。
それはそれで、落ち着き感があり、安心してその場に同居する事が出来る。
今回、制服で働く事になり、以前から知っている人々が制服を着用することによ
り、制服という平等なステージに立って、逆に個人の個性が浮き出てくるような
存在感があった。
そして、なぜか、動作ひとつひとつが、実にキビキビと感じ取れるのである。
以前の私服だと、お年の方はそのお年なりの私服を着用されていた為、年相応
として認められたのだが、制服を着用された途端に、数歳は若く感じられるのは
制服の効能だと思われる。
*なんと失礼なブログなのでしょうか。こんな事をその場で吐いたなら、確実に
ヘルプライン直通で訴えられてしまいます。
やはりその辺も、日本人の強みというか特性なのだろうか?。
組織の一員になるという意識が、個人の行動を高める。
制服を着用すると、その制服に課せられた責務を果たそうとする。
個々人が、それぞれ独立した結果を求められる仕事であれば、自己主張を私服
で表現することも自由だが、組織が連帯して成果を出していく仕事になると、制服
の力を借りて、個人の意識を揺り動かし、日本人の強みを引き出していく必要が
あるのだろうと思う。
以前は、スーパー各社も私服着用に切り替えた企業が多かった。
それは、バブル期に人員確保として、自由な雰囲気を取り入れて働き安い環境
のイメージ作りが優先された結果だが、実質どちらが働く人々の気持ちを考慮
した戦術かと言えば、元に戻っていく、と言う事なのだろう。
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