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2010年12月 8日 (水)

鮮度が良いと作業効率が上がる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、鮮度の良いサニーレタスの入荷が多い。

 先日、青果の鮮度をチェックしていたら、やけに大柄で鮮度の良いサニーレタ
 スが陳列されていた。

 鮮度チェック後に、鮮度落ちした商品を下げに青果バックヤードに入った私は、
 野菜を担当しているパートさんに言った。

  「良いサニーレタスが出ているねぇ~。久しぶりに見たよ。」

   「そうなんですよ。だから、私達の作業もはかどりますよ。」

  「なるほど、そうだろうなぁ~。」

 『鮮度が良いと、作業効率が上がる』

  これは何も青果や野菜に限った事ではない。
  鮮度が良いと言う事は、手間をかけずに、無処理のまま売場に出せる、と言う
  事だ。

  通常、入荷した商品は、蘇生したり、表面を剥いたり、その他処理をして陳列す
  るのだが、バリバリの鮮度だと、あまり多くの手間をかけずに商品化して陳列す
  る事が出来る。

  更に、商品化するのは、人間だ。
  生身の人間は、心の持ち様で作業効率も変化する。

  このような鮮度の良い商品を扱うと言う事自体が、心の持ち様が高揚し、気持
  ち良く作業が出来、その結果、効率が高まるということでもある。

 同様に、鮮魚でも精肉でも、鮮度の良い商品が入荷すると、心の高揚が起きる。
 更に、鮮度が良い為、余計な処理を必要とせず、包丁の入りも抜群に良くなる。

  当然、見栄えも良くなる為、高くても売れる。

 逆に、一度鮮度が落ちると、身割れが発生し、それをさせまいとより丁寧な扱い
 になり、効率が低下する。
 当然、見栄えも悪くなり、安く仕入れても、結局は安い値段でしか売れない。

 更に、翌日は更に加速度的に鮮度が落ちていく為、その日に売り切らなければ
 利益にはならない。

  結果、安価で仕入れても、安価で売切らざるを得ない場合が多い為、
  利益に結びつく確率はダウンする。

 相場とは、その商品を扱うプロが目利きを持って、その流通過程の中で決定さ
 れて、我々の手元に届くものだ。
 
  だから、高い物は高いなりの理由があるし、安い物は安いなりの理由がある。

 高い商品や高価な商品を、仕入れて、売り切る技術を学ぶ事は大切な事だが、
 以外に、その値差は、結果的には、大きな差とはならないものなのだ。

 

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