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2010年12月14日 (火)

ジャパニーズスタイル

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


天井まで積み上げられた、ダイナミックな陳列。

 よく、アメリカ視察の売場写真を見ると目にする光景だ。
 非常にダイナミックで、入口付近で展開されていれば、まず寄ってみようという
 意識には駆られる。

 しかし、本当にその商品が自分が欲していた商品かどうか、更にはそれを使用
 した食材が頭に浮かぶかどうかで、実際の購入は左右される。

  我々の周囲を取り巻く日本人のお客様は、まず食卓をイメージし、その材料と
  しての食材、そのメニューを引き立てる小道具、更にはより美味しく安全に家
  族と楽しいひと時を送れる話題性を大事にする方が多い。

 しかし、諸外国、特にアメリカのチェーンストアの売場には、どうもそのような提案
 よりも、よりお客様に目に付く陳列はディスプレイに溢れ、そのような食卓をイメ
 ージさせるような売場の写真はなかなかお目にかかれない。

 それは、アメリカのチェーンストアには、そのような提案が実際に無いのか、お客
 様がそれを不要としているのか、それとも提案されているのだが、私の見識が甘
 いのか、それは定かではない。

 しかし、一度出来上がった売場は、一カ月程も持ちそうな売場が多いのも事実だ。

 我々のお店に来店されるお客様はどうか?。

  平均、週3回は来店される。
  買物の平均時間は20分。
  平均単価は、お客様にもよるが約1500円程度。
  メニューは日々変わり、2日おきに買物に来店される。
  それらは鮮度落ちの早い生鮮食品の割合も50%と高い。

 日々来店されるお客様に、日々メニューを変え食卓を豊かにしてもらう為には、
 我々の売場も、日々、変えなくてはいけない。

  私は、我々のお客様に満足を得るには、売場が日々変わる事だと思っている。

 日々変わらない売場と、安定して変わらない売場。
 その両面を存在させ、在庫コントロールをマネジメントし、作業の効率化も図る。
 それが、ジャパニーズスタイルだと考える。

  しかし、

 その定説も、徐々に崩壊してきているのも、事実だ。
 
  それは、来店されるお客様の暮らしの変化に追いついていないからだ。
  売場とは、常にお客様から遅れるものだが、そのギャップの差が致命傷になる
  時代でもある。

  そして、その変化のスピードが問われる時代でもある。

 やはり、キーワードは「スピード」なのか。



 

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コメント

かおるさん、コメントありがとうございます。
率直な意見、ありがとうございます。
天候条件、顧客条件、地域文化を受けて地域地域のスーパーが存在する。
そう言う意味では、陳列の違い等の外的演出の違いは当然発生するのでしょうね。その通りだと思います。
地域一番店なるには?。そしてそのコンセプトとは?。更には、それを今の自社に、どう歯車として回せる条件を整えるのか?。
そして、一番大切な事は、現場がそのコンセプトをいかに自分達の内面に刷り込み、自分の仕事観と自分の人生にフィットさせられるかなのだと思いますね。
今後ともよろしくお願い致します。

投稿: てっちゃん | 2010年12月15日 (水) 07時32分

かおるです。
自分の乏しいUS店舗見学経験の印象ですがあちらの場合は、地域一番店が同一カテゴリでの陳列ボリュームも一番という感覚があるのではないでしょうか?
だから入り口付近やエンドのボリュームでは負けられないということになるのでは。
あと、一般的な家庭料理のバリエーションが日本よりもシンプルなんではないでしょうか?日本の家庭にくらべ旬の素材を組み合わせた季節ならではの料理を、しかも和洋中色々なエッセンスを取り入れた調理法で味わうという習慣は薄いように感じます。
食に関しては保守的で限定品揃えの大量陳列がしやすいのかもしれません。
青果物などは日本のように高温多湿でないため腐敗しにくい、果実などは日本ほど見た目を言わない、糖度を要求しないため大陳しやすい、という可能性もあります。
でも、あのUSのスーパーの雰囲気は好きですね。また行きたいけどお金がないなぁ。

投稿: かおる | 2010年12月15日 (水) 01時34分

yukiさん、コメントありがとうございます。
なるほど良くわかりました。百聞は一見に如かずですね。
今こそ勇気を持って「外」の空気に触れる。
自ら飛びだす勇気と度胸と自信が大切なのですね。後は、行動するかしないか。是非後者を選択する人生を歩み続けたいと思っています。
yukiさん、今後ともよろしくお願い致します。

投稿: てっちゃん | 2010年12月14日 (火) 19時21分

お久しぶりです。
米国のスーパーは、個々の売場展開でというよりも、店全体で、「ライフスタイル提案をする」という考え方が、より鮮明になってきているようです。商品も、陳列方法も、自分達の店が何を目指しているのかというコンセプトありきです。それが不明瞭な店は、徹底的に”やられて”いますね。実際に、この目で見ました。
私は「トレーダージョーズ」というスーパーが大好きで、米国でこの店に立ち寄った時は、それこそ両手にいっぱい買い物します。ナッツやドライフルーツのPB商品がものすごく安くて美味しいのですよ。PBのワインもその時のレートで1本200円ぐらいで販売していたのですが、これも美味しい。
「美味しくて、安くて、しかも自分達が安全だと認めた商品しか」本当に置いていない店。しかも、働いている人が、本当に笑顔いっぱいでフレンドリー。すごく雰囲気がいいのです。だから、地元でも、熱狂的なファンが多いという話です。この店で買い物を体験するたびに、当たり前のことですが、お客様にとっての魅力ある店とは、ダイナミックな陳列や奇抜な演出で驚きのある店ではなく、まじめで地道な努力で集めてきた商品と、温かい心配り、気配りのある店だと、あらためて思うのです。小売業の形に限らず、サブプライムショックを契機に、米国の消費者の価値観も大きく様変わりしているようです。機会あれば、というか、是非作って頂いて(笑)、米国視察に行ってきてくださいよ。結城先生のセミナーにも参加したことがありますが、このセミナーは”本当に”勉強になりますよ。

投稿: yuki | 2010年12月14日 (火) 08時22分

アメ車さん、コメントありがとうございます。
今度、是非連れていってください。
今後とも、よろしく。

投稿: てっちゃん | 2010年12月14日 (火) 00時45分

アメリカを1〜2回見て、いかにもすべてを知ったかぶりする典型ですよ。
今、アメリカはそんかスーパーマーケットは存在しないよ。
それこそ、スピードないね。
偏見ですぞ!
こういう人がいるからこの業界ダメになる。
結城さんの海外セミナーでも参加したら・・・。
店長さん。

投稿: アメ車 | 2010年12月14日 (火) 00時30分

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