高崎エリアMR②
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
本日は、高崎エリアMRの続編。
ナビの効用により、一日のMR店舗数が飛躍的に増加したメリットを受けて、
一日に8店舗のMRが可能になった。
高崎エリアでも、初めての地ながら、ナビの促すままに見て回った。
まずは、「B社」。
B社の駐車場に向かう途中から、「Y社」のロードサインが見えてくる。
この距離は、B社とY社の、まさに凌ぎを削る競合関係になっているに違いない。
そう思えるお互いに立地条件だ。
そんな想いを巡らしながら、B社の駐車場に入った。
やはり、水曜市の効果で、集客されていた。
これでB社は本日3店舖目だが、店内レイアウト上で実現不可能な部分以外は、
どの店舗も、同様の商品展開を実践している。
そして、その統一性は、感動的ですらある。
“よくここまで商品配置、商品作り、商品売価を合わせられるなぁ~”
それがこの企業のDNAなのだろう。
ここまで、多店舗運営で同一の売場を、部門を越えて実践出来るのは、
相当の能力を要するものだ。
それが、この企業の強みになるのか、逆に進んでいくのか?。
次は、「Y社」。
前述の「B社」の駐車場を左に折れて、わずか10数秒。
「Y社」の駐車場が現われる。
今年オープンした店舗らしい。
最新のレイアウトで、惣菜の強さも相変わらずだ。
昨日紹介した「Y社」と比較すると、開店後一年未満の売場の馴れがしっくり
きていないだけで、売場の完成度はハイレベルだ。
特に、青果・惣菜のラインから鮮魚にかけての商品提案、商品作り、陳列技術
が素晴らしい。
しかし、
水曜市の「B社」に、集客で負けている。
「価格」という要素で、隣の競合に負けていた。
チラシでの価格はかなり強烈な特売なのだが、それでもこの日は負けている。
それだけ、このエリアでの競争が深刻なのだろう。
更に、「F社」。
この企業の最新店舗と思われる。
そして、これだけ集客力のある「F社」を見た事が無い。
ピーク時の午後4時過ぎのMRだったが、レジ稼働9台は立派。
店長らしき男性もレジに入り、並ぶお客様を捌いていた。
店内を見ると、その集客の理由が見えてこない。
しかし、店内の生鮮各売場の商品の積み込みは半端ではない。
この日を予測してのボリュームのようだ。
このエリアは、どうも「水曜日」が、集客日のようで、お客様も水曜に買い出し
という認識ができているようだ。
最後は、「B社」。
強烈な西日を受けて、青果の野菜も、更に鮮度が落ちてしまうだろうと思えた。
残念ながら、そんな印象を持ってしまうほど、鮮度が良くなかった。
当然、集客も無く、残念ながらいずれ姿を消していくのではないだろうか。
昨日から続けた「高崎エリアMR」。
特に「B社」と「Y社」のバトルは、企業同士の戦略も合わせて、今後の小売業
の進むべき方向性が見えてくるようだ。
「高崎エリアMR②」のMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/takasakimrni/
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コメント
momoさん、コメントありがとうございます。
そうでしたか、今回の3店舖にいるかな、と思っていました。次回機会を作りたいとおもいます。
それにしても、2社のバトルは相当ですね。そうやってお互いがレベルをあげているのだと思います。貴社の組織力で戦おうとする戦略も明確です。
今後ともよろしくお願い致します。
投稿: てっちゃん | 2010年12月28日 (火) 06時56分
お久しぶりです。
以前、田沼MRの記事でコメントさせてもらいましたmomoです。
今回高崎エリアに来て頂いた記事を読んで思わずコメントしてしまいました
相変わらずの行動力と機動力ですね。今回当社3店舗のMRをして頂いたと書いてありましたが私の店舗は高崎4店舗のうちの残りの1店舗で高崎エリアの北部の店舗です。どこかでお会いできるといいですね。高崎だと今回記事にあった当社のI店、Y社のI店、F社のM店はどれも25億超の店だと思います。北部だと高崎イオンの中のサティが集客力がありますが火曜と週末が強い店です。
もしまた高崎に寄ることがあり、自店に来た際にはご指導して頂けたら幸いです。
投稿: momo | 2010年12月28日 (火) 00時30分